#260 【谷山浩子:今日の1曲】  「約束の海」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1993年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:谷山浩子・石井AQ   (5:18)

【ポイント】
 ・ ドラムとエレキ系が響き渡るロックテイストのアレンジ
 ・ 豊かな日本語を感じさせる歌詞


コンサートでリクエストされることが多いこの曲ですが、アルバムVer.とライブで行なうものとではだいぶ違っていますね。浩子さんの弾き語りVer.は是非コンサートで聴いて頂きたいところなので、ここではアルバムVer.を紹介します。

アルバムでは実はシンセサイザー中心のアレンジになっており、浩子さん自身もピアノだけでなくシンセサイザーを演奏している曲になっています。アコースティックな音を響かせているのはアコースティック・ギターだけという音づくりになっている作品になっています。どちらかというと重いドラムの音が響くロックテイストの作品に仕上がっているのがアルバムVer.です。
でも、この曲のアレンジは浩子さん自身がやっているのに、何でEフラットマイナー(つまり♭♭♭♭♭が5つ)なんていう黒鍵ばかり叩かないとはいけないような形に仕上がってしまったんでしょうね。ふしぎです。。。

最近は専ら演奏の方の話題ばかりですが、歌詞をじっくり見ると、最近は日常で使わないような言葉もうまく使っていて、その言葉1つで悠久さを演出している感もあります。(これは凄腕です。)
「言葉」を大切に使っている方ならでは、とも言える美しい歌詞になっています。


スポンサーサイト
Date: 2014.08.30 Category: 谷山浩子   

#259 【谷山浩子:今日の1曲】  「休暇旅行」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1993年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:谷山浩子・石井AQ   (5:38)  ※語り有り

【ポイント】
 ・ 悠久の時と、広大な空間をイメージさせる


久しぶりの台詞、というよりも「語り」が入った作品です。
それも珍しく全くエコーが入っていない“素の声”の語りです。
ただ、歌詞カードを見ると、歌の途中に書かれているので、これは「歌詞の一部」と捉えることも出来ますね。

歌詞は大変幻想的で、光、広大な空間、そして時間が連なっている印象を持たせます。
そして、歌詞の内容をしっかり受け止めたような悠久な時の流れを感じさせるようなアレンジも、このアルバムで描かれる世界観を冒頭からしっかり伝えてくれるようです。

このアルバムでは、先に紹介した「ひとみの永遠」で参加されたハープが何曲か参加しているのですが、この曲にも入っていますね。


======================================

さて、本日は浩子さんのお誕生日です。 おめでとうございます!!

既に浩子さんもツイッターで『8さいになりました!』とツイートされていて、様々なコメントが寄せられているようですね。(確かに“8さい”です。)

これからも良い歌を紡いでくださいね。応援しています!


Date: 2014.08.29 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #21 谷山浩子のオールナイトニッポン 1983/7/14

今日の音源は、第67回、1983年(昭和58年)7月14日の放送分です。

今夜は「録音」とディレクターが放送内で公言しています。・・・なので、スタジオがいつもと違って第5スタジオでやっている放送です。
この回で流れた曲の中で特筆なのは、明石家さんまさんの「大都会」でしょうか。あのさんまさんの名曲(迷曲?)ですね。

尚、この日の「真夜中のお客様」は、N.S.Pの中村貴之さんでした。
浩子さんとN.S.Pはコッキーポップとかで共演することがよくあったためか、仲良し感がよく出ていますよ。

おしまいのトークでは『浩子さんの恋愛傾向』をテーマに語っています。
浩子さんは片想いか三角関係になることが多いそうです。
その時のライバル女性は同じタイプに感じるそうで、その影響からか普段からこういったタイプの女性に出会うと身構えてしまう、と語っています。自分も他人の「ライバル像」になってみたいと思うという一面は、ある意味の意地みたいでかわいらしさを感じてしまいますね。

そして、番組最後の「おはようございますの朝食屋さん」のコーナーでは、今日は『ウィンピーのチキンピース、おにぎり、ポテト』を頂いていて、『浩子さんは牛乳を飲んでいる』そうですよ。

では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回の音源も比較的クリアです。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1983年07月14日


ちなみに、次週のハガキの宛先は、 『たけし様のお尻のエイズ』 でした。


Date: 2014.08.28 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

【谷山浩子:Album】  『天空歌集』



アルバム 1993年5月21日発売

前作の『歪んだ王国』はゴシック浪漫のような暗く・閉じた・モノトーンの美しさを表現していた感じでしたが、このアルバムは夜を唄っていても色彩があり、浩子さんらしい透明感を持つだけでなく、光と色の世界を広々と表現したような曲たちが集まっている作品という感じがします。本当に対照的な1枚です。
前作の最後の曲:「HATO TO MAGI」がフルアレンジになって、本作で「マギー」として収録されていますが、まさに繋がりがよくわかる構成です。

アルバムジャケットはイラストですが、アルバムタイトルの上にネパールの文字が書いてあるのが面白いです。そのエリアで発売する訳もないのですが、どうやら「文字の美しさ」に惹かれたらしいです。元々語学が好きな浩子さんらしいお話ですが、自分で本を買ってきて書き方を勉強して書いたものだそうです。ここには「HIROKO TANIYAMA 天空歌集」と書いてあるとのこと。

中の歌詞カードも特徴的で、「左開き」なのに縦書きなので「文章は左に書き進む」という些か読みにくい構成が組まれています。これは“筋肉少女帯”のアルバムに影響を受けて採用したもの。(ご本人は正直に『真似しました』との弁。)

最近のコンサート報告でもたびたび登場する、ドS(?)のお客さんがリクエストしたがるピアノ演奏の難易度が高い「約束の海」も、このアルバムの収録曲です。

ご本人も『名曲揃いのアルバムだと思います。』と自薦するこの作品。
是非皆さんも聴いてみてくださいね。


Date: 2014.08.28 Category: 谷山浩子   

#258 【谷山浩子:今日の1曲】  「ひとみの永遠」 ①

ひとみの永遠  (試聴はこちらから)

シングル 1992年9月2日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ   (4:04)

【ポイント】
 ・ 大正製薬の目薬:「アイリス」のCMソング
 ・ ストリングスやハープが“自然”をイメージさせる音づくり


大手製薬会社のCMソングだったので、TVでヘビーローテーションされていましたね。
CM専用のアレンジになっていたのですが、聴けば思い出される方も多いと思います。

シングル盤として発売されたこの作品は斎藤ネコさんらしいアレンジで、アコースティックな作りになっています。特徴的なのはハープが加わっていることで、朝川朋之さんが演奏されていますね。(昨年:2013年の秋のライブ:『猫森集会』のゲストでした。) ゆっくりとしたテンポでアコースティックな音色が自然の色や光を感じさせるようで、目薬の効能にピッタリというイメージを与える作品になっています。


ちなみに、懐かしいCMとしてYouTubeで見ることが出来るようですね。(15秒Ver.)




尚、このシングルのC/Wは、先日紹介したアルバム:「歪んだ王国」の中に入っていた『会いたくて』がシングルカットの形で入っています。こちらは紹介済みなので今回は割愛しますね。
また、この頃のCDシングルから「カラオケ」が大衆化した証のように「曲のみのカラオケ版」が入るようになっていました。このCDシングルも同様で、3曲目にカラオケ版の「ひとみの永遠」が入っています。


Date: 2014.08.27 Category: 谷山浩子   

#257 【谷山浩子:今日の1曲】  「HATO TO MAGI」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞・作曲:谷山浩子   (1:19)

【ポイント】
 ・ 鳩時計の音が響く
 ・ わずかに浩子さんの歌声が聴こえるだけ


わずか1分程度の曲。上の表記は間違いではありません。
浩子さん作品で最短!・・・と言いたいところですが、実は違います。
(浩子さんのアルバムにはも更に短い作品があります。その紹介は追ってまた。)
とにかく、まぁ聴いてみてください。

この曲の歌詞カードも面白いですね。
鳩時計の音が演奏にあたるので、演奏者欄に「設計 古峨精計社」と書かれています。

わずかに歌が入っています。
これは翌年:1993年に発売されるアルバム:『天空歌集』に収録される「マギー」になっていきます。ここで使われているのは、そのごく一部。

テーマ性のあるアルバムの最後に、こんな余韻を残す仕掛けが入っているところが、いかにも「小説のあとがき」のようで面白い趣向だと思いませんか。


Date: 2014.08.26 Category: 谷山浩子   

#256 【谷山浩子:今日の1曲】  「時計館の殺人」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞:綾辻行人、作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ   (6:55)

【ポイント】
 ・ ゴシック浪漫の世界観を強くまとめ上げた作品
 ・ 多彩なメンバーのテクニックが聴けるアレンジ


前の曲と同じく、「時計館の殺人」から綾辻行人さんの詞に浩子さんが曲をつけたものになります。7分近くの大作です。

そんなこともあり、この曲には大変多くのミュージシャンが参加しています。
昨年亡くなった名ドラマー:青山純さん、EBはパール兄弟のバカボン鈴木さん、アコースティックギターは岡崎倫典さん、ストリングスには2組・・・
など、多種彩々の才能が集まって作られています。
アルバム収録の次の曲が些か変わったものなので、実質的にはこの曲が終曲と言っても良く、こういった大編成の演奏陣になっているのでしょう。

曲はゆったりとしたもので、このゴシック浪漫の雰囲気たっぷりの作品集の全体を再びまとめ上げていくような重たく深い音世界を作り上げています。パート毎にソロパートが出てくる楽器の演奏の素晴らしさとあわせ、“終わり”に向いた曲、そしてアレンジになっているようです。

大作ですが、この曲はこのアルバムでしか聴けない作品になっています。


Date: 2014.08.25 Category: 谷山浩子   

#255 【谷山浩子:今日の1曲】  「気づかれてはいけない」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞:綾辻行人、作曲:谷山浩子、編曲:渡辺等   (4:27)

【ポイント】
 ・ 音はロックテイストですが、歌詞の世界と相まってゴシックの印象に
 ・ 低音厚めの音づくりが浩子さんの透明感とは異なる世界観を作るよう


「時計館の殺人」の原作者;綾辻行人さんの歌詞に浩子さんが曲をつけた作品です。
おそらくチェロではないかと思いますが、弦が出す摩擦音のような音から始まり演出がされています。ドラムが厚めに入った曲でもあり、エレキ系の楽器も強く出ているので、ライブではバンドさんがいるようなコンサートでしか聴けないかもしれませんね。

アレンジが渡辺等さんのせいか、音楽性が強く出たアレンジになっているので、これまでの「透明感」とも違う音楽性が出てきているような印象を感じてしまいます。


Date: 2014.08.23 Category: 谷山浩子   

#254 【谷山浩子:今日の1曲】  「落ちてきた少年」


 (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:18)

【ポイント】
 ・ ファンタジーの世界らしいかわいらしい歌
 ・ しかし、編集で“不規則性”を遊んでます


この作品も杉本理恵さんへ提供した曲(1991年)のセルフカバーになります。
これも不可思議世界を表現するのに鳩時計が出てきますが、明るいメロディーなのでかわいらしさが前面に出てきていますね。

この曲のなんとも変なのは、終わりの「くり返し」の部分で1拍早く入ることを繰り返していくことでしょうか。次第に不規則にリズムが変わるので「あれっ?」と思わされてしまいます。CD時代なのに、あたかも“針飛び”でもしたかのようです。その部分の歌詞がふるってますね。

 『同じ場所をクルクルと・・・』


Date: 2014.08.22 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #20 谷山浩子のオールナイトニッポン 1983/7/7

今日の音源は、第66回、1983年(昭和58年)7月7日の放送分です。

今夜はちゃんと「生放送」です。最後のリスナーへの朝電話でわかります。

「浩子の人生相談」のコーナーでは、この週になると「高部知子ネタ」が発展した結果、巷では「ニャンニャン」がHな隠語に変化していっていることがリスナーからのハガキでわかります。既に「谷山浩子のニャンニャンしてネ!」をニッポン放送で放送していただけに、浩子さんやスタッフさんは困ったことでしょうね。そして、このコーナーではディレクターの森谷さん(現在はニッポン放送の専務!)がその「ニャンニャンしてネ!」でやらかした編集ミスを再放送(?)しています。
ちなみに、浩子さんが好きなお相撲さんは「琴風」さんだったんですね。

尚、この日の「真夜中のお客様」は、あのマンガ:「パタリロ」の作者の魔夜峰央さんでした。・・・と言いつつ、ここだけは録音で、編集したものを流しています。

おしまいのトークでは『植物の感情』をテーマに語っています。
小岩井農場の立入禁止の森に内緒で入ったお話では、森から威嚇されるように感じて恐くて逃げてしまったらしいです。「植物の感情って強い」と感じているそうです。また、浩子さんは樹に抱きつくのが好きなんだそうですよ。

そして、番組最後の「おはようございますの朝食屋さん」のコーナーでは、今日は『「玄関少年」からもらったパンとバナナとマスカットと紅茶』を頂いていますよ。 (ちなみに、「玄関少年」とは、「玄関少女」と同様に、いわゆるニッポン放送で“出待ち”をしているファンの方たちですよ。)

では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回の音源も比較的クリアです。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1983年07月07日


ちなみに、次週のハガキの宛先は、 『たけし様のお尻』 でした。


Date: 2014.08.21 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

#253 【谷山浩子:今日の1曲】  「悲しみの時計少女」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:渡辺等   (4:23)

【ポイント】
 ・ 浩子さんの小説から作られた作品
 ・ ジプシーサウンドのようなアレンジ


浩子さんは80年代後半から90年代前半にかけていくつもの小説などの活字作品を精力的に出しましたが、これはそんな小説のタイトルと同じ作品になります。
歌詞はファンタジー性にあふれるもので、鳩時計をモチーフにしたものです。
ジプシー音楽的なアレンジが、何とも退廃的なイメージを作り、歌詞の内容とあわせて物悲しい雰囲気を作っているようです。芸術性を感じる作品でもあります。

以前は、どこの家にも鳩時計があったりした時期がありましたが、最近はほとんど見かけませんね。こういうからくり時計は日本では街中でもあまり見かけなくなりました。


Date: 2014.08.21 Category: 谷山浩子   

#252 【谷山浩子:今日の1曲】  「アーク ~きみの夢をみた~」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞:水沢めぐみ・谷山浩子、作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ   (4:03)

【ポイント】
 ・ モチーフは水沢めぐみさんの少女マンガ:「空色のメロディー」から
 ・ 主人公の男の子をテーマの片想いソング


この曲はこの4年前:1988年3月に発売された漫画家:水沢めぐみ作品のイメージアルバム:『空色のメロディ~水沢めぐみ作品集~』とのつながりを持っています。

作詞にも参加している水沢めぐみさんですが、実はデビューまでの経緯が興味深いですね。
彼女の経歴には
『お茶の水女子大学附属中学校、同附属高等学校・・・(中略)・・・卒業。中学時代から漫画を描き始め、高校1年生の時に「心にそっとささやいて」で『りぼん』(集英社)でデビュー(9月大増刊号)。10代後半からプロの漫画家として活動を開始・・・(後略)』
とあります。そうです。「マンガ」を「音楽」に変えると、まるで浩子さんと同じです。
学校の護国寺側の門を出れば、大手出版社街の音羽も目と鼻の先です。(集英社は千代田区一ツ橋ですが。)
年令が7歳違いなので、中学・高校を通しても“代替わり”ですからバッティングはしなかった訳ですが、学校の先生たちからすると、『こういう学生が再び現れた』と思ったことでしょう。

そんな水沢めぐみさんの初期作品のイメージアルバムとして、浩子さんプロデュースで作られたイメージアルバムが前述の『空色のメロディ~水沢めぐみ作品集~』です。このイメージアルバムには浩子さんは後にアルバム:『タマで弾き語り』でセルフカバーする作品も実は含まれています。

この「水色のメロディー」は架空の村:グリーンフィールドを舞台にしたブルーとアークの物語です。つまり、その主人公の男の子をテーマにしたのがこの曲です。
しっとりとしたストリングス、そしてアコースティックギターのメロディーがやさしく流れながら、しかし、男の子の静かな強い意志のようなものもしっかりと伝わってくる歌ですね。
90年代になっていますが、どちらかというと「ニューミュージック」風のアレンジに感じます。


Date: 2014.08.20 Category: 谷山浩子   

#251 【谷山浩子:今日の1曲】  「Elfin」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ   (3:54)

【ポイント】
 ・ 音楽劇の劇中歌のようなファンタジー性のある作品
 ・ 新しい言語で独特の世界観を描く


劇的な演出が入っている作品です。そして「色」を感じます。
神秘的な森へ誘うようなシンセサイザーの音とメロディーが印象的です。
後半には燃え盛る炎の様子、そして樹が爆ぜる音が入ってきます。
闇の「黒」、炎の「赤」、そして「白い指」 ・・・ ゴシック浪漫的な雰囲気がたっぷりです。

この作品の歌詞にある 「Feus Wi Rau Laut」 と 「Bis Mait Du Laut」
スペルだけを見るとドイツ語のようですが、これはドイツ語ではありませんね。
また文字の並びを変えて違う意味にするゲーム性もないようです。
おそらく浩子さんがファンタジー感覚で造られた独特な言語なのではないでしょうか。

ちなみに、この曲にはあのパール兄弟の窪田晴男さん(EG)とバカボン鈴木さん(EB)が参加しています。
また、後にご結婚される浩子さんのダンナ様はこの曲が好きだとおっしゃっていますね。


Date: 2014.08.19 Category: 谷山浩子   

#250 【谷山浩子:今日の1曲】  「さよならのペガサス」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:倉田信雄   (4:57)

【ポイント】
 ・ 前奏のメロディーがとにかく美しい
 ・ アコースティックな楽器のそれぞれの音色の美しい部分が詰まったアレンジ


前奏のピアノのメロディーがものすごく美しい曲です。
このアルバムには前奏部分でその世界観に強く引き込むような曲がいくつもありますが、この曲もそんな1曲ですね。
さだまさしさんのバックでテレビでお見かけすることが倉田信雄さんですが、浩子さんの曲で倉田さんのアレンジのものはこういう美しいアレンジになっているものが多いような気がします。彼が弾いているピアノだけでなく、特にハープシコードの音色も実に歌詞と曲のイメージにあった音のように感じます。

この曲は杉本理恵さんへ提供した曲(1991年)をセルフカバーしたものですね。


Date: 2014.08.18 Category: 谷山浩子   

#249 【谷山浩子:今日の1曲】  「会いたくて」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【白谷山】  (3:26)

【ポイント】
 ・ 片想いの男の子の歌だが、スケール感が大きくなった作品
 ・ バンド編成向きのアレンジ


疾走感があるアレンジは、まさに歌詞の内容通り! そんな作品です。
ナイーブな男の子が主人公の歌という点では、浩子さんの歌詞のシチュエーションの定番ですが、その想いを例えるスケール感が大きくなった歌詞になります。

曲のアレンジは、ここにきて多くなっているドラムがしっかり効いていて、ギターもアコースティックとエレキの両方が入った音づくりになっており、バンドがいるような大きなコンサートに映えるものになっています。

この曲は“白セレクト”されており、ベストアルバム:「白と黒」に収録されていますが、そのほかにも年代別ベストの「90'S」に収録されています。


Date: 2014.08.16 Category: 谷山浩子   

#248 【谷山浩子:今日の1曲】  「王国」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1992年6月3日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【黒谷山】  (7:22)

【ポイント】
 ・ 冒頭の鐘の音と、重たい扉の開く音 ・・・あなたを一気にその世界へ連れ去る!
 ・ サイドボーカルに綾辻行人さんが参加


谷山作品としてはまさに長編。7分を超える大作です。
でも、その長さを感じさせないくらい内容は充実し、音楽的にも美しい作品です。
浩子さん自身は、小曲のつもりで作ったそうですが、レコーディングをしているうちに壮大な曲になってしまったのだそうです。

でも、谷山作品らしいところが存分に出ています。
これまでのリスナーからすれば、まさに 『来たぁ~!これ、これなんです!』 っていうジャストミートした感じが良いんですよね。とにかく、アルバムの冒頭から闇に鳴る鐘の音、そして、大きな木の重たい扉が開く音で、真っ暗で妖しい世界へ聴き手を一気に連れ去っていってしまうこの強引さがたまらなく良いのです。

そして、迷い込んだ世界は暗く・深く・恐怖が漂い、しかし、そこで愛を語っている。

・・・何ともいえず“雰囲気”があるでしょ?


音はアコースティックな感じの音が多いように思いますが、実際はシンセサイザーが中心です。こういう世界観を演出する為、ボーカルのエコーは深めに入っています。サイドボーカルとして、曲の最終部で作家の綾辻行人さんが参加されているのも特徴的な作品です。
この作品は言うまでもなく“黒セレクト”されていますが、ベストアルバム:「白と黒」だけでなく、年代別ベストの「90'S」にもこのアルバムのVer.が収録されています。

既に20年以上前の作品ですが、この曲は持っていても絶対に損はないですよ。
ヘッドフォンオーディオで聴いたら、頭の中で描かれる音世界に震えがきますから!
是非、手元に置いて頂きたい1曲です。


Date: 2014.08.15 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #19 谷山浩子のオールナイトニッポン 1983/6/30

今日の音源は、第65回、1983年(昭和58年)6月30日の放送分です。

この回は東北への一人旅から帰って、すっかり有楽町の雰囲気に慣れなくなってしまった「田舎の女、谷山浩子」で放送しています。今夜は「生放送」です。

今週は先週に続き、「高部知子ネタ」に冒頭から触れています。
この時は既に騒ぎが大きくなり、浩子さんのガッカリぶりから、彼女に書いた曲が“お蔵入り”状態にほぼ決まったことがわかります。

尚、この日の「真夜中のお客様」はお休みでした。

「ザ・ベストスリー」のコーナーでは、9位に小室等さんとデュエットした『ゆれないものは』がランクインしています。FM東京(当時)に「小室等の音楽夜話」という月曜から金曜日の帯番組があったのですが、浩子さんが週間ゲストで出た時に番組内で作ってふたりで唄った歌です。
この番組の、この週、この曲の音源は私が持っていますので、いずれこのラジオのコーナーでも紹介できればと思っています。(デジタル化の加工が必要なので、期待せずにお待ち頂ければ。)

おしまいのトークでは『男鹿半島への一人旅で感じたこと』をテーマに語っています。
1ヶ月前の5月26日に起きた「日本海中部地震」の後なので、被害があった男鹿半島の人々のいまの様子を語っています。
そして、番組最後の「おはようございますの朝食屋さん」のコーナーでは、今日はパン(2切れ)を食べていますよ。

では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回の音源も比較的クリアです。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1983年06月30日

ちなみに、次週のハガキの宛先は、 『年を忘れた少女?』 でした。


Date: 2014.08.14 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

【谷山浩子:Album】  『歪んだ王国』



アルバム 1991年5月21日発売

冒頭からその世界観に強引に・強烈に引きずり込む、まさに浩子さんの名曲:「王国」から始まるオリジナルアルバムです。
アルバムジャケットからして、その世界観がバーンと伝わってくるアルバムです。
表側は“ゴシック浪漫”の大人の感じ、そして裏側は今で言う“ゴスロリ”の要素も・・・・といった両面とも雰囲気たっぷりの写真になっています。

浩子さんは70年代後半~80年代前半の初期の活動では、レコード会社からの抵抗も受けながら自分がやりたかった「組曲」というスタイルをアルバムの中に実現させ、その独特の世界観を表現してきました。これまでのスタイルでの組曲は『やりつくした』と既に語ったのち、そのスタイルを時代に合わせて変えつつも大きく進化させたものがこのアルバム:『歪んだ王国』だと思います。

初めて聴いた時に、その世界観へ引き込む力の強さに驚かされました。
『うわっ、来た~~っ!』って、まさにそんな感じです。
浩子さんは『ボーカルが淡々としているので、その部分が心残り』とおっしゃっていますが、それは逆に周囲もちゃんと引き立つ形になっているとも言える訳で、個人的にはバランスの良いものになっていると思います。

このアルバムは「HATO TO MAGI」という作品で終わりますが、これがまた不思議な作品です。
その不思議な作品が冒頭の「王国」の世界観とリンクして、アルバム全体を“1つの世界”に「コンセプト」でしっかり縛ったような感じに再認識させてくれて、聴き手にあたかも1冊のハードカバーの物語を読んだような「満足感」を与えてくれるようです。ちなみに、この曲は、この次のアルバム:「天空歌集」で違う形で結実します。

歌詞カードは今回は浩子さんの手書き。その挿し絵・写真いずれも大変美しいです。
アルバム写真の膝下を写したと思われる写真なんかは、“意味深”に感じてしまうような雰囲気たっぷりの歌詞カードになっています。

ちなみに、浩子さんの著になる小説:「悲しみの時計少女」と、綾辻行人さん著の「時計館の殺人」も読むと、その世界観をもっと楽しめると思います。
(下のリンクから購入できます。)

  


Date: 2014.08.14 Category: 谷山浩子   

#247 【谷山浩子:今日の1曲】  「COTTON COLOR」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (3:04)

【ポイント】
 ・ ゲーマーの浩子さんらしい遊びの入った歌づくり。
 ・ さっぱり意味不明な歌詞。しかし、意味がわかると・・・それは真っ黒!


アルバムの終曲は、同日発売のシングル:「海の時間」なので、このアルバムからの紹介はこの作品が最後です。

この曲、「浩子さんのかわいい歌には気をつけろ!」の最も代表的な作品かもしれません。
まず、歌詞カードを見たところで、その内容はさっぱりわかりません。
英語のようで英語でなし、スペイン語のようでスペイン語でもなし・・・


私は全然気づけませんでしたが、この作品のなぞ解きをされた方々がいますね。
YouTubeにあった解説(※今はない)を見て、その仕掛けと“真っ黒”な内容に驚きましたが、大変「ゲーム性」の高い仕掛けが入っています。曲自体は本当にフェアリーでファンタジー感にあふれた作品なだけに、そのギャップのすごさに驚きます。是非、この曲を聴いてみて、それから以下の解説を読んでみて頂ければと思います。
こちら。

これに気付けば、実は「この用語」は浩子さんの他の作品の中で歌詞にも登場していたことにも気付きます。

浩子さんはゲーム好きということでも有名です。
初期のパソコン時代からの「電脳少女」だったので、少々のゲームくらいならパソコンで作ってしまえるほどのプログラマーですが、実はアナログのゲームもお好きです。実際に、浩子さんと石井AQさんたちが作ったゲームでゲーム本に取り上げられたものもあります。この本の中に収録されている「ワタシワー」というゲームがそれです。

●「大人が楽しい紙ペンゲーム30選」 (画像から入れば購入できます。)


最近はこういうアナログのゲームが少ないですが、夏から秋にかけてはキャンプなど集団で遊ぶ機会が多い時期なので、そんな時のために一度手に取ってみることをお勧めします。


Date: 2014.08.13 Category: 谷山浩子   

#246 【谷山浩子:今日の1曲】  「わたしを殺さないで」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ   (4:13)

【ポイント】
 ・ 70年代作品を思い出すような重さ・暗さを持った歌詞
 ・ オーケストラの演奏になったことで荘厳に


ちょっと“怖さ”を持った曲ですね。
最後に音もなく「愛して」と唄って終わる、この重さ。

どこか70年代の浩子さんの作品に多かった暗さ・重さが久しぶりに出て来た感じの曲になっているような印象です。ただ、オーケストラが演奏にも加わっていて、ストリングスやブラスなどの豊かな音で固めているので、暗さよりは荘厳な印象が漂うアレンジになっています。このあたりは90年代初頭らしい感じになっていますね。贅沢な仕立てになっています。
ちなみに、このオーケストラは斎藤ネコさん率いる「斎藤ネコオーケストラ」です。

しっとりとした曲なので、ゆったりとした時に聴かれると、その良さが引き立つと思います。


Date: 2014.08.12 Category: 谷山浩子   

#245 【谷山浩子:今日の1曲】  「パジャマの樹」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ   (4:07)

【ポイント】
 ・ 明るくリズム感のある曲
 ・ 「夢の中の出来事」という淋しさも表現した歌詞


録音技術で冒頭から少し遊んでいますね。
ピアノの鍵盤の上にいるかのように右に左に音が動きます。

タイトルだけ見ると、子供の“パジャマ・パーティー”のような光景を唄ったような印象を持ちそうですが、「夢の中の光景」という不可思議ワールドを浩子さんらしいファンタジーな表現で唄った歌詞です。しかし、「実際は遠く離ればなれ」という現実の淋しさも唄っています。

楽しい夢の中が舞台なので曲調は明るく、ドラム・ギターが活躍しています。
浩子さんの曲にしては珍しくドラムが主張している曲です。90年代以降は、徐々にこういったリズムセクションの楽器がしっかり主張するアレンジの曲も増えてきたような印象もありますね。

ちなみに、この曲はベストアルバムの「Memories」に再録されていきます。


Date: 2014.08.11 Category: 谷山浩子   

【谷山浩子:今日の1曲】 ・・・号外!  『デビュー40周年記念コンサート ライブアルバム』 アルバムジャケット公開!


先週水曜日の8月7日に浩子さんの小説:「Amazonで変なもの売ってる」(イーストプレス)が発売になりましたね。

 (左の画像からAmazonの購入画面に入れます。)

それに続き、予てからお知らせしていた来月:9月10日に発売になる「40周年記念コンサート ライブアルバム」の準備に、つい先ほど進展がありましたよ!
ついに、そのアルバムジャケットが公開されました!


小説と同じく大山美鈴さんのイラストなのですが、それがなんと豪華版(初回限定盤)と通常版でイラストが異なっています。まずは、それを紹介します。

こちらがディスク4枚仕様の「豪華版」(初回限定盤)  ¥5,040



そして、こちらがディスク2枚仕様の「通常版」  ¥3,500



どうですか? 「間違いさがし」みたいな紹介になりましたが、違いがわかりましたか?
これらの画像からもAmazonの予約画面に入っていけますので、まだの方がいましたら是非どうぞ!!

番外編で速報をお知らせしました!


Date: 2014.08.10 Category: 谷山浩子   

#244 【谷山浩子:今日の1曲】  「不眠の力」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【黒谷山】  (5:22)

【ポイント】
 ・ 行き場のない切ない片想いを唄った歌詞
 ・ ピアノのソロ演奏でも曲のイメージが出せるアレンジ


ピアノが中心の曲です。
片想いで切ない歌詞なのですが、朽ち果てたような荒涼とした光景がイメージされる歌詞、そして曲のアレンジになっています。時計の秒針の音、そして吹きすさぶ風の音、そんな効果音で始まるこの廃墟な感じがより悲壮感をも持たせているように感じます。
シンセサイザーは控えめで、ピアノ演奏だけでも十分成立するアレンジにもなっています。
そういう意味では、浩子さんのコンサート向きの曲でもあります。

もちろん、こういう廃墟感が漂う歌詞ですから、ベストアルバムの「白と黒」では黒セレクトされていて、このアルバムVer.が収録されています。


Date: 2014.08.09 Category: 谷山浩子   

#243 【谷山浩子:今日の1曲】  「手品師の心臓」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (3:36)

【ポイント】
 ・ 谷山ワールドらしい「黒っぽさ」を持った曲
 ・ 間奏でファンファーレが入ることで喜劇性やフィクションを感じさせる


トランプのカードを切る音から始まる作品です。
しかも、ちょっとしたグロさを持った歌詞の内容と言い、「黒いメルヘン」を感じさせてくれる谷山ワールドが ぶわっ! と広がっていく感じのある曲です。でも、決して薄気味悪い感じの作品にはなっていないので、ご安心を。

その世界観を味わう為にも是非聴いてみて頂きたい作品です。
間奏と後奏に心臓の拍動音のような演出があることで、「手品師のマジック」と「夢の不可思議さ」を表現しているような1曲です。

ちなみに、この曲はコンサートでも演奏したりする作品ですが、ベストアルバムには再録されていないので、このアルバムでしか聴けない作品になります。


Date: 2014.08.08 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #18 谷山浩子のオールナイトニッポン 1983/6/23

今日の音源は、第64回、1983年(昭和58年)6月23日の放送分です。

初めてイベントで総合司会をやってきた帰りだからテンションが高めです。

この回では随所に高部知子さんの名前が出てきます。
浩子さんは彼女のアルバム用に曲を提供していたのですが、実はこの放送は、写真週刊誌:『FOCUS』(6月17日発売の6月24日号)に掲載された例の「ニャンニャン事件」が発覚した直後の回。浩子さんの『買ってあげてくださいね』のコメントに騒ぎがまだ小さいことも伝わってきます。
今となってはこれも歴史ですね。。。

さて、この日の「真夜中のお客様」は歌手の『生沢佑一さん』でした。
この頃はちょうどデビューしたばかりの頃です。いまも活躍していますが、あまりメディアには出てくることが少ないようですね。

おしまいのトークでは『食べる』をテーマに語っています。
そして、番組最後の「おはようございますの朝食屋さん」のコーナーでは、今日はハンバーガーとフライドチキン(&バイオミンX)を食べていますよ。

ちなみに、どうやらこの週は「録音」だったようです。

では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回の音源も比較的クリアです。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1983年06月23日

ちなみに、次週のハガキの宛先は、 『金曜スペシャル・有楽町で朝帰り』 でした。


Date: 2014.08.07 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

#242 【谷山浩子:今日の1曲】  「催眠レインコート」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【ゆめ谷山】  (3:59)

【ポイント】
 ・ シンセサイザーで音響効果を遊んでいる曲
 ・ 歌詞の内容とリズム感が心地よい


前の曲と一転して、歌詞の情報量がものすごく多い歌になります。時間は同じ3分台後半ですが。
雷鳴や激しい雨音なども織り込みつつ、シンセサイザーの様々な音づくりで曲の世界観を演出しています。アコースティックな楽器は逆に控えめにチューニングされた形になっていますね。全般的にエレキ感が強い曲になります。

歌詞の持っているリズム感にあったアレンジになっているので、非常に覚えやすい歌の印象が残ります。そういう意味では“脳内感染度”が高い曲ということも出来るかと思いますよ。


Date: 2014.08.07 Category: 谷山浩子   

#241 【谷山浩子:今日の1曲】  「約束」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞:谷山浩子、作曲:いしいめぐみ、編曲:石井AQ・谷山浩子  【花谷山】  (3:40)

【ポイント】
 ・ 短い歌詞ながら、大河ドラマ的な壮大さのある歌詞
 ・ 前奏と間奏がスケール感を演出


音は右左に移動しながらメロディーを奏でているシンセサイザーの音効が面白いというアレンジです。
曲自体は浩子さんではなく、シングル盤の方も担当された「いしいめぐみさん」の作になります。
前奏や後奏が大変力強く入っているのですが、特にBパートからCパートへ移るところの間奏はとてもよく、曲のイメージを大きくすることに貢献しているように感じます。

浩子さん作曲でないものが「花」セレクトされているのも珍しく、代表曲になるほど評判が良かったことがこういうところからも垣間見ることが出来ます。

この曲は、ベストアルバムの「花とゆめ」だけでなく、年代別ベストの「90'S」にも収録されています。


Date: 2014.08.06 Category: 谷山浩子   

#240 【谷山浩子:今日の1曲】  「ボクハ・キミガ・スキ」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (3:49)

【ポイント】
 ・ 男性の片想いの歌ですが、些か設定が変わっています
 ・ どうしようもない心持ちを切々と表現


アルバムのタイトル曲が冒頭に収録されています。
この歌は「片想い」の歌なのですが、「想い人は男性で、しかもこの作品の主人公は男子である」というのが、1つのキーワード。いきなり刺激的です。

今どきの表現だと“BL”(Boys Love)、ちょっと前の表現だと“やおい”という表現になるのでしょうが、実は浩子さん自身、この曲を書いた当時は“やおい”という俗語があることも知らずに書いたようですね。片想いの“純粋さ”を表現しようと思ったらこういう設定になった、というのが真相のようです。
もし本当に関心があったのであれば、この時代に既に立派な“やおらー”や“腐女子”ですし、時代を相当に先取りした感性の持ち主ということになりますが、残念ながら(?)そうではないようです。

・・・・しかし、文化の用語は時代と共に変化するものですね。

アレンジはシンセサイザーとベースの音が前面に出た音づくりになっていて、エコー多めの音響効果にもなっているようです。

ちなみに、この曲は再録されていないので、このアルバムのみでしか聴けない作品です。


Date: 2014.08.05 Category: 谷山浩子   

【谷山浩子:Album】  『ボクハ・キミガ・スキ』



アルバム 1991年5月21日発売

90年代に入ると、ソングライターとして蓄えてきた経験を作品に惜しみなく注いでいるのが聴き手に感じられるほど、浩子さんはすごい歌・良い歌を発信していくようになります。いま振り返って70年代から通して聴くと、傾向が明らかに変わっていくのがよくわかります。

そんな歌が収められていく90年代のアルバムには様々なテーマが入っていくことになりますが、この「ボクハ・キミガ・スキ」は浩子さん自身が『好きなアルバムです。』と言っている作品です。
ジャケット写真は、同日発売のシングル盤と同じ写真を膝上アップにしたものですね。

このアルバムタイトルと同名の小説が、浩子さんの手によってアルバム発売直前の5月10日に発表されています。今週の8/7(木)に実に20年ぶりに新作の小説:『Amazonで変なもの売ってる』が発刊されますが、80年代後半から90年代前半の10年間には小説・ポエムを精力的に出すという活動も行なっていました。

構成されている曲については、後の「白と黒」というベスト盤に入った曲は少ないのですが、全般的に「黒っぽい」作品が強く印象に残るアルバムです。とにかく1曲1曲が柔らかくぶつかってきて、気付かないうちに聴き手が絡み取られてしまいそうなPOPさを持つ作品集です。女性の方がハマりやすいかもしれませんね。

そんな実力派のすごいアルバムを、シングルカットされた2曲に続いて紹介していきます。

ちなみに、最新刊の小説は、こちら↓・・・もちろんAmazonから購入できます。
ちょうど夏休み。読書にでも1冊いかがでしょうか。




Date: 2014.08.04 Category: 谷山浩子   

#239 【谷山浩子:今日の1曲】  「心だけそばにいる 〜HERE IN MY HEART〜 」 ①

海の時間  (試聴はこちらから)

シングル (C/W) 1991年5月21日発売
作詞:谷山浩子、作曲:いしいめぐみ、編曲:斎藤ネコ  (4:50)

【ポイント】
 ・ アイドルへの提供曲だが、この曲は作詞のみ。
 ・ 歌謡曲として、まとまりの良さが感じられる作品


当時アイドル歌手だった西田ひかるさんへ詞を提供した曲のセルフカバーになります。西田ひかるさんがこのシングルを発売されたのがこの年の3月なので、2ヶ月遅れでのリリースになっています。西田さんのアレンジは亀田誠司さんでしたが、こちらは斎藤ネコさんが行なったVer.です。

これまでは「B面」と言われていたものがCDシングル化によって「Coupling With」(C/W)と言われるようになりましたが、そのC/Wとしてこの曲は収録されています。(8cmサイズのミニCDでしたね。)昨日の「海の時間」と同じように、同日発売のアルバム:『ボクハ・キミガ・スキ』にも収録されていて、こちらは4曲目に入っています。

この作品は浩子さん作曲ではなく、「いしいめぐみ」さんの作曲ですが、この方も元々は浩子さんと同じポプコン出身のシンガーソングライターです。当時は高梨めぐみさんというお名前で活動されていました。作品の提供先には浩子さん・斎藤由貴さん・岩男潤子さんというところもあり、浩子さんと親しいところの同世代のソングライターということになるでしょうか。

曲はアイドルが唄う歌謡曲らしい歌詞とメロディーで、長さも含めて作品としてのまとまりの良さを感じますね。カラオケで歌ってもかわいらしい曲になると思いますよ。
浩子さんの声で聴くと、少女の心持ちの雰囲気が良く出て、とてもかわいらしく感じる作品です。


Date: 2014.08.02 Category: 谷山浩子   

#238 【谷山浩子:今日の1曲】  「海の時間」 ①

海の時間  (試聴はこちらから)

シングル 1991年5月21日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ  【白谷山】  (5:50)

【ポイント】
 ・ この曲が初のCDシングル
 ・ 歌詞がいろいろに解釈された作品


このシングル盤が初めてのCDシングルになりました。とうとう「A面」ではなくなった訳です。
そして、このシングル盤・・・というかシングルディスクはアルバムと同時発売になっており、いずれもそのアルバム:『ボクハ・キミガ・スキ』の中に収録されています。
このコーナーでは「シングル」として紹介させて頂いて、同日発売のアルバム収録曲の紹介ではスキップさせて頂きますね。ちなみに、アルバムでは終曲として収録されていますよ。

曲は、密やかに始まり、次第にスケール感の大きなうねりとなり、そして静かに穏やかになるというような印象を残す曲調にアレンジされています。アコースティックな音が中心になっています。メロディーもとても美しく、谷山作品の中では「名曲」との呼び声が高い代表曲の1つです。


実は、この歌、ファンの間では大変話題になりました。
それは、その歌詞を「本人の想いとは全く違う受け止め」をした人が結構いたんですね。
この曲はラブソングなのですが、浩子さんは子供向けの図鑑を見ていて、その内容に着想を得て歌にしたそうですが、『ベッドがタイムマシンに』という設定で書かれた歌だったそうです。ところが、太古の地球の姿に感動して書かれた歌詞に使った「言葉」に比喩や妖しい意味で使ったりするものが目立ったせいか、いろんな“聴こえ方”が出来てしまったのです。

で、どう聞こえたか?
 ・・・ “Hな歌”
とにかく、官能的な内容に聴こえてしまうのです。
特に、想像力豊かというか、想像が逞しいオトナの男性にそう聴こえてしまったようですね。
ネットでも様々な感想が述べられていますが、かく言う私も
  『女性のエロスって、こんな風な受け止め方なのかしら?!』
って思ってしまったクチ。(すっかり薄汚れた心の大人になったってことですね。)
最初はホントにびっくりしましたよ。 『浩子さんって、こんなアダルトなのも書くんだぁ』 って思いましたから。

個人的には、私のように聴こえてしまった方が多いのでは?と思っているのですが・・・。
オトナの女性にどう聴こえるかを尋ねてみたいところでもありますね。

さて、どんな歌詞・曲の作品なのかは、是非聴いてみてくださいね!
美しい1曲であることは間違いはありませんから。


Date: 2014.08.01 Category: 谷山浩子   
時計
カテゴリ
乗降者数
プロフィール

FX&鉄(fxrailways)

Author:FX&鉄(fxrailways)
気がつけば転職7回! 「人生への投資」で出費がかさんだうえ、わずかな資産もリーマンショックで大きな痛手。景気回復に期待しつつも『まずはお小遣いの安定確保!』を目標に、わずかな軍資金で2013年9月から再びトレードに参入です。
トレードだけでなく、あちこちの趣味に話が飛んでいきますので、たぶんグダグダなブログになるかも、です。

意外に自宅でも役立ちます。
お探しものなら
株価&為替ボード
経済指標カレンダー
FX経済指標
FX&鉄が使うFX業者
外国為替証拠金取引の外為オンライン FXプライム
これ、便利です。
検索フォーム
月別アーカイブ
リンク
このブログをリンクに追加する
QRコード
QR
おことわり
当サイトは、商品の映像紹介などの利便性を図ることに加え、amazon・Apple・TCS等とリンクすることにより紹介料を得ることも可能な設定がされたプログラムです。(Amazonアソシエイト参加者)