#429 【谷山浩子:今日の1曲】  「意味なしアリス」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2003年9月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【黒谷山】  (4:23)

【ポイント】
 ・ 浩子さんが「自分らしい色を持った作品」と挙げました


トイピアノの音で前奏が始まるかわいらしい作品ですが、その世界はとっても“黒”。
タイトルを見てもわかるように、これも「不思議の国のアリス」に材を取った作品です。

これは映像化したら面白いアニメーションが出来そうな歌詞世界ですね。
ちょっとおぞましい感じすら与える不可思議な光景が展開されていきながら、最後の数節で一気に場面転換していくというところが「いかにも浩子ワールド」を感じさせてくれます。

浩子さんが「40周年記念コンサート」のダブルアンコールでこの作品を「自分らしい」ということで取り上げましたが、確かに歌詞、メロディー、構成の「いずれにも特徴がよく現れているように思います。


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Date: 2015.03.31 Category: 谷山浩子   

#428 【谷山浩子:今日の1曲】  「きみはたんぽぽ」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2003年9月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:04)

【ポイント】
 ・ 「見守り、励ます」がテーマの、安心して聴けるフォークソングになっています


アコースティックな作品です。
ギターが前面に出ていることもあり、フォークソングらしさもたっぷり入っています。

浩子さんの歌で“たんぽぽ”がテーマに上がってくるのは久しぶりですね。
シングル:「たんぽぽ」、そして“黒”の代表曲でもある「たんぽぽ食べて」。
いずれも80年代前半の作品ですから、20年ぶりくらいになります。

歌の世界は、片想いをしている人が、想いを寄せた人にフられてしまったであろう“想い人”を強く大きく見守っている、という内容です。「愛にあふれた」作品になっています。


Date: 2015.03.30 Category: 谷山浩子   

#427 【谷山浩子:今日の1曲】  「よその子」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2003年9月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【花谷山】  (8:11)

【ポイント】
 ・ あまりの切なさ、そして希望の光が、聴く者の心を激しく震わせます


谷山作品の中で、現時点で2番目に長い8分を少し超える長編作品です。
しかし、その長さは全く感じません。
あまりに淋しい光景の描写から始まるこの作品は、その歌詞が進むにつれ、どんどん聴き手をその世界に引き込んでいきます。
初めて聴いた時、心が激しく揺さぶられる感覚を持ちました。
浩子さんは、この切なさ・淋しさをどこから導いてきたのでしょうか。
そして、後半の歌詞には、本当に「救済」を感じます。まさに宗教的な救済を感じます。

この作品の後半に繰り返し出てくる一節。
 『全ての人の幸せを祈れるくらいに強い心を 強い心を僕は持ちたい』
という強いメッセージ。
“究極の励ましソング”という印象を持たずにはいられません。


この作品を聴きながら、また別のことを感じていました。
 「この歌は上手な演歌歌手がポップスを唄う時に選曲したらよいのにな」 と。
個人的には、坂本冬美さんが唄ったらすごく似合いそうなんですが。
香西かおりさんも合いそうかな。
このくらいの年齢の演歌歌手がポップスを唄うと、その世界観を演じてくれるのではないかと感じてなりません。

この「よその子」は、谷山作品の中でも“名曲中の名曲”です。
是非、この作品は手に取って頂きたい作品です。
AmazonやiTunesから入ってみてください。


Date: 2015.03.30 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #49 谷山浩子のオールナイトニッポン 1984/2/16

今日の音源は、第98回、1984年(昭和59年)2月16日の放送分です。

浩子さんがスランプの頃に作品の題材にもした大島弓子さん原作の『綿の国星』。
その作品が映画化された頃の放送で、今回は試写会とイベントの模様を伝えています。
そこでラジオドラマのようなものやっていて、 題して、『またの国星』。
出演は、所ジョージ/石川ひとみ/谷山浩子/井上まい/野沢那智 の皆さんに、
「はた金」こと、波多江孝文アナウンサーがナレーターをしています。

そんなコーナーもあったので、「真夜中のお客様」のコーナーはお休みでした。
また、今回も「走れ!ヘッドライト」のコーナーは盛り上がっていますよ!

では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1984年2月16日

次週のハガキの宛先は 「今、何時だと思ってんだバカ」 でした。


Date: 2015.03.29 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

【谷山浩子:Album】  『宇宙の子供』



アルバム 2003年9月17日発売

この時期までの浩子さんのアルバムタイトルは、その1曲目に由来するものが多いですが、このアルバムもその流れを汲んでいます。1曲目の『よその子』に「宇宙の子供」というフレーズがあります。

その「よその子」。
実に8分を超える、谷山作品の中で現時点で2番目に長い大作です。
こんなすごい作品を冒頭に持って来てしまうところが驚きです。
もちろん、この「よその子」はこの2000年代の代表曲として数えられていきます。

このアルバムを浩子さんは「個人的にも大切なアルバム」と評しています。
その背景には、「“心”について突き詰めて考えていた」時期があるそうです。
 (正解が出るはずのない物事も突き詰めて考えるのは精神衛生上は良くないですが。)
その頃に生み出されたものがいくつも収められたアルバムになっているそうで、いつもの谷山メルヘンとは若干趣きを異にして、「大きくて小さくて身近で遠くて変幻自在」な“心”というものを「この上なく不可思議なもの」として捉えて、このアルバムの世界観を作っているようです。そんなせいもあってか、「哲学的」な色合いを帯びた印象も残ります。

“浩子さんが考える自分らしさ”が出ている作品として、2012年に行なわれた『谷山浩子 40周年記念コンサート』(ライブアルバムとして昨年発売)の“ダブルアンコール”で「赤灰紫色」というすごい色に自分を表現した上で、その色の作品と紹介した『意味なしアリス』も本作の収録作品です。

「ここにいるよ」と「あそびにいこうよ!」は、声優:岩男潤子さん提供曲のセルフカバーです。
そして、インスツルメンタル作品が1曲だけ入っています。
その曲はNHK-FMの「FMシアター」で2002年4月6日に放送された川上弘美さん原作の小説のラジオドラマ:「神様」の挿入歌です。このラジオドラマで、浩子さんは主人公の「私」を演じており、この作品は2002年度文化庁芸術祭大賞(ラジオ部門)を受賞しています。そのラジオドラマの主題歌として書かれた「神様」がアルバムの終曲に収められています。

メロディーが美しい作品が多いのも、このアルバムの特徴です。
そんな全11作品を紹介していきますね。


Date: 2015.03.28 Category: 谷山浩子   

#426 【谷山浩子:今日の1曲】  「誕生」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ   (4:22)

【ポイント】
 ・ 卒業式シーズンに向いている合唱曲です


この作品だけがNHK向けの作品ではなく、所属するヤマハの子供コーラスグループ:「ピクルス」のために作った作品で、浩子さんが20代に作った作品です。つまり、この作品だけはオリジンが70年代の作品ということになります。
ピクルス自体の活動期間も短かったようで、あまり記録が残っていないようですが、第13回のポプコンで入賞している静岡出身のグループだったようです。

この作品は浩子さん自身も当初はコンサートで唄っていたらしいですが、その頃に音源化されることもなく、その後は浩子さん自体も唄われることがなくなった為、今回の収録にあたっては作り直している部分があるそうです。

このアルバムの終曲ですが、この作品は合唱曲として作られているだけに、子供向けと言っても少し趣きが異なっています。ちょうど卒業式シーズンですが、子供たちが唄うと親御さんが涙してしまいそうな歌詞が並んでいます。


Date: 2015.03.28 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #48 谷山浩子のオールナイトニッポン 1984/2/9

今日の音源は、第97回、1984年(昭和59年)2月9日の放送分です。


「真夜中のお客様」のコーナーは、今回は「 N.S.P 」の皆さんでした。
これまではメンバーが単独で出演していましたが、今回はメンバーが全員揃っています。
聴けばすぐにわかるほど特徴的な作品が多いN.S.Pですが、いまはもう聴くことが出来ないですね。リーダーの天野さんが早逝してまもなく10年になろうとしています。

この日が3回目の放送になった新コーナー:「走れ!ヘッドライト」が盛り上がっています。
いま聴くと「アナログのAMラジオ」と「深夜放送らしい雰囲気」がいっぱいに詰まっていて、ノスタルジックを感じさせてくれます。もちろん他局の裏番組のパロディーですから、面白いのは言うまでもありません。

では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回の音源も比較的クリアですが、隣接局の音声がわずかに聴こえるところがあります。
こういうところがいかにもAMラジオっぽいですね。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1984年2月9日

次週のハガキの宛先は 「森谷和郎、こちら営業部」 でした。


Date: 2015.03.28 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

#425 【谷山浩子:今日の1曲】  「しっぽのきもち」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「みんなのうた」 1986年8-9月放送
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:岡崎倫典  【花谷山】  (3:08)

【ポイント】
 ・ アニメと共に作られた世界観、それ自体がかわいらしい


この子供向けアルバムの中に再録されたこの作品は、オリジナルアルバムとしては、そのアルバムタイトル曲として「みんなのうた」の放送の翌々年:1988年に発売されました。

「みんなのうた」で使われたアニメは、実にかわいらしい作品でしたね。
歌詞の世界観がしっかり表現されていて、マンガ好きの浩子さんにふさわしいコミカルな映像編集になっていました。
このアルバムに入っている「恋するニワトリ」・「まっくら森の歌」とこの作品はいずれも、テレビ放送用についたアニメまでそのかわいらしさ・愛らしさが話題になりました。これらが今も唄われる代表曲になっていたのは、こういう面も含めた一体となった世界観が聴き手の中に深く入っていったことの現れではないでしょうか。


Date: 2015.03.28 Category: 谷山浩子   

#424 【谷山浩子:今日の1曲】  「はみがき・しゅしゅしゅ」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「いないいないばあっ!」提供曲 1997年7月~放送
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ   (1:18)

【ポイント】
 ・ 楽しく歯みがきを覚えてもらう為には、こんな形で唄いましょう


これも小さな子供たちに生活習慣を身に着けさせるための作品になっています。
子供たちが歯みがきが嫌いにならず楽しくできるように、そしてうまく出来るようになる為の短編作品です。

大きくなった時には覚えていないであろう歌ではありますが、親御さんからすれば、嫌がらずに覚えてもらいたい生活習慣を教えてくれるこういう唄は大切ですね。


Date: 2015.03.28 Category: 谷山浩子   

#423 【谷山浩子:今日の1曲】  「空のオカリナ」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「みんなのうた」提供曲 1996年2-3月放送
作詞・作曲・編曲:谷山浩子   (3:07)

【ポイント】
 ・ 「子供でも大人でもないくらいの年頃」に向けて書かれたような歌詞


「みんなのうた」提供曲となっているように、この作品は「みんなのうた」では声優の岩男潤子さんが唄って放映されました。浩子さんは、この放送年に出したオリジナルアルバムでセルフカバーしています。

この作品は子供向けというよりは、もう少し年齢層は上の内容になっています。しかし、“大人でもない年齢”なのでしょう。どちらでもない微妙な世代が感じる寂しさ・切なさが唄われているように思います。

ピアノの弾き語りがよく似合うしっとりした良い作品です。
童謡をまとめているアルバムに入っているものと考えると、大変贅沢な作品に感じます。

=====================================

そして、ここから19年ぶりに、この岩男潤子さんと浩子さんの組合せで作られた作品が、現在放送中の
 「ピヨの恩返し」
になります。

この2-3月期の歌ですので、まもなく「みんなのうた」での放送が終わってしまいます。
岩男潤子さんのYouTubeのページでは歌の1番の部分だけ聴くことができますが、現実なのか想像世界なのかがわからない不可思議ワールドが展開していく浩子さんらしい作品になっています。とにかく心が温かくなって泣けるようなアニメも話題になっています。




Date: 2015.03.27 Category: 谷山浩子   

#422 【谷山浩子:今日の1曲】  「おひるねしましょう」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「おかあさんといっしょ」提供曲 1996年2-3月放送
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ   (2:28)

【ポイント】
 ・ 子守歌になっていくお遊戯ソング


谷山メルヘンらしい作品です。
子供たちを寝かしつける為の子守歌なので、小さな子の関心を持ちそうなものを使って、だんだん横になるように仕向けていくという流れになっています。
対象年齢が「おかあさんといっしょ」世代ですから、保育園や幼稚園の先生がお昼寝に持ち込むのに役立つような歌詞は、おうちでも重宝するのではないでしょうか。


Date: 2015.03.27 Category: 谷山浩子   

#421 【谷山浩子:今日の1曲】  「おはようクレヨン」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「みんなのうた」 1987年6-7月放送
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:藤本敦夫   (2:22)

【ポイント】
 ・ シンプルな構成で、メロディーだけを意識させる形態になっているようです


この作品はこれまでのアルバムと音源が異なっているように聴こえます。
一部の作品はアルバム収録を機会に石井AQさんの自宅スタジオで録り直しているとのお話なので、それに該当する作品かもしれません。

マリンバの音だけで伴奏が進んでいくシンプルな仕立てですが、歌詞とメロディーがしっかりしているので、それだけで十分な構成ですが、エンディングにかけてリズム楽器が入ってきて賑やかになっていきます。ですが、終わり方は、またメルヘンタッチの演出が施されていて、2分半の中で様々に展開されています。


Date: 2015.03.27 Category: 谷山浩子   

#420 【谷山浩子:今日の1曲】  「おいしくたべよう」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「いないいないばあっ!」提供曲 1997年1月~放送 
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ   (1:41)

【ポイント】
 ・ 子供たちへのしつけにも効く楽しい童謡です


こちらの作品は、ここまでの3作品から更に対象年齢が下がった子供たちに向けて作られたものになっています。そのため、歌詞カードに書かれているのは「ひらがなのみ」です。
この歌で「おいしく食べることの大切さ」を伝えていますが、なんといっても「童謡の大事なところ」は子供たちに唄ってもらうことですよね。子供たちに唄って覚えてもらうことが、生活習慣としてそのまま身に着けさせていくことにもつながっていくという重要な役割を果たすことになるので、この作品のような覚えやすさはとても重要です。


Date: 2015.03.27 Category: 谷山浩子   

#419 【谷山浩子:今日の1曲】  「まっくら森の歌」 ⑤

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「みんなのうた」 1985年2-3月放送
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:乾裕樹・石井AQ  【白谷山】  (2:56)

【ポイント】
 ・ 新たなファンを生み出した谷山メルヘンの代表曲


この作品には、少し影のありますね。
浩子ワールドらしい暗さを持った不可思議なメルヘン作品になっています。

こちらも「みんなのうた」とは異なったアレンジになっています。
「みんなのうた」で流すアレンジは、やはりテレビ向きなものになっていて、シンプルな感じに仕上がっていますが、アルバム用となると少しお金も掛けられるので、音が贅沢な感じになってきますね。

テレビ放送で付けられたアニメーションは2匹のくまが森を歩く様子を描いています。
「恋するニワトリ」と同じく、「みんなのうた」のリクエストのサンプルで見ることが出来ます。
こちらから。)

この翌年の同じ時期に「しっぽのきもち」が放映され、この2年間で浩子ワールドに触れた世代が、オールナイトニッポンを聴いていた世代の1世代下のファンとして、また浩子さんの世界を支えている訳ですね。


Date: 2015.03.26 Category: 谷山浩子   

#418 【谷山浩子:今日の1曲】  「恋するニワトリ」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「みんなのうた」 1985年2-3月放送
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:岡崎倫典  【白谷山】  (2:45)

【ポイント】
 ・ 今も唄い続けられている浩子ワールドの代表曲です


この作品で谷山浩子を知った子供たちはたくさんいますよね。
現在の30代のファン層は、これと、同じ1985年に「みんなのうた」でもう1曲流れた「まっくら森の歌」がキッカケになって聴くようになった人が多いかと思います。

この作品はスマッシュヒット的に子供たちに広がっていき、そのお母さん層にもファンを作っていきました。2014年のあるコンサートでは、現在70代前半のおばあちゃんがこの作品をリクエストするなど、幅広い層に愛されている作品です。
このアルバムに収録されているVer.は、「みんなのうた」のものとはアレンジが異なり、またその後にアルバムVer.として出たものとも若干異なっています。

テレビ放送では、この歌につけられているアニメが愛らしく、その点でも話題になりました。
現在、「みんなのうた」ではリクエストと称して過去の作品を放映していますが、この作品も「みんなのうた」のホームページ上から見ることの出来るサンプルになっています
こちら
から。)

「ヒット曲がない」という浩子さんですが、みんなの記憶の中に深く入るところで活躍してきたのが、こういうところでよくわかります。


Date: 2015.03.26 Category: 谷山浩子   

#417 【谷山浩子:今日の1曲】  「そっくりハウス」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年10月23日発売
NHK 「みんなのうた」 2002年10-11月放送
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ   (2:24)

【ポイント】
 ・ まるでマトリョーシカ人形のようなおうちのお話


おうちにある窓の中におうちがあって、その窓の中にはまたおうちがあって・・・・と、いかにも映像がイメージされるかわいらしいお唄です。

アルバムタイトルにもなったこの作品。
アルバムジャケットのかわいらしさだけでなく、その歌詞カードにはこの「そっくりハウス」の2階の屋根裏部屋の見取り図が書かれていて、イメージを膨らませてくれる仕掛けも入っています。

5分の放送で2作品を紹介する基本スタイルの「みんなのうた」で放送された作品なので、短い作品になっています。


Date: 2015.03.26 Category: 谷山浩子   

【谷山浩子:Album】  『そっくりハウス』



アルバム 2002年10月23日発売

子供向けの唱歌を中心にまとめられたコンピレーションアルバムです。
1988年発売の「しっぽのきもち」以来になります。
この収録作品のほとんどがNHKの番組で放送された作品です。それ故、短編が多く、10曲収録のアルバムですが全曲のオリジナルカラオケが収録されているのが大きな特徴です。
しかも、お値段が2000円!、と大変リーズナブルです。

どこの家庭、そして学校教育でも、NHKの番組は昔も今も大変重要な位置にありますね。
NHK関係者に

  『もし“受信料”ではなく、ケーブルテレビのような“Pay per View方式”だったら、
  どの番組が売上げが高いか?』

という質問を実際にしてみたことがあるのですが、

  『朝ドラと“おかあさんといっしょ”だけで、かなり売上げは得られるはずでは』

という回答でした。
それほどよく視られている子供向けの番組への提供曲なので、その影響からか「浩子さん=みんなのうた=唱歌を作る人」というイメージは少なからずあるようです。

ここで、子供に決して媚びていない作風が、浩子さんの良いところではないでしょうか。
これらの作品の中には「暗さ」や「恐さ」を伴っているものもありますが、年齢に応じて知ることが必要な物事もある訳で、その機会として捉えれば、現代の「考えさせる教育」にもしっかり繋がる印象があります。

多くが童謡なので普遍的な内容がテーマにもなっていますから、小さなお子さんのいるご家庭には1枚あってもよいかと思います。プレゼントしても良いかもしれません。

さすがにカラオケは省略しますが、歌唱アリの10曲のご紹介をしていきますね。


Date: 2015.03.25 Category: 谷山浩子   

#416 【谷山浩子:今日の1曲】  「カタツムリを追いかけて」

   (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:49)

【ポイント】
 ・ コミカルなフォークソングって、こんあ感じに出来るんですね


このアルバムの終曲です。
この作品で終わってくれるところに“救い”があります。
このアルバムには様々なタイプのフォークソングが新しくも懐かしいアレンジで収められていますが、最後に入っているのが、コミカルな感じの作品です。

「カタツムリを追いかけて」というこのタイトルだけでも、その世界観は十分に伝わると思いますが、微笑ましい光景が映像でイメージできると思います。もちろん、その期待に違わぬアコースティックなアレンジになっています。

私はフォークソングブームの世代ではなく、その終わり頃からを知っている世代ですが、現在も第一線で活躍している方たちの名前を見ると、やっぱり上質のフォークソングを書ける人が本当の実力者として残ったんだなぁと感じてなりません。


Date: 2015.03.25 Category: 谷山浩子   

#415 【谷山浩子:今日の1曲】  「ゆりかごの歌」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (6:50)

【ポイント】
 ・ 谷山作品で最も重たいメッセージ作品でしょう


このアルバムであの「9.11」の影響を受けて作られた社会派の作品の1つになります。
アルバム紹介で触れたように、浩子さんはほとんどそういうメッセージ性の強い作品は描かないので、そういう意味でも珍しい作品です。逆に言えば、そういうポリシーで制作活動を行なってきた人たちにまで筆を執らせたのが、あの事件だったのですね。

こちらは1曲目の『学びの雨』とは異なり、直接的にその重いテーマを取扱っています。
歌詞に度々出てくる
  「人は人を殺せる」
・・・・太古の歴史から同じことを繰り返しているという点では、その生存競争の中では人間もやはり動物ですね。悲しいかな、そこになんらの「進歩」がない気がします。

この歌の全体に広がっているのは、無常観と無力感ですね。
そして、その切なさ・悲しさを人形やおもちゃがささやく・・・・
谷山ワールドで少しは中和されていますが、その悲しみのエネルギーは如何ばかりかが伝わってくる作品です。


Date: 2015.03.25 Category: 谷山浩子   

#414 【谷山浩子:今日の1曲】  「洗濯かご」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:27)

【ポイント】
 ・ この暗さが懐かしいほどの、70年代フォークの色をまとっています


ここにきて再びフォークソングです。もうタイトルからしてその色が前面に出ています。
アルバム冒頭の“明るめ”のフォークソングと違い、こちらは真っ暗な70年代フォークです。
聴いているうちに地面にめり込んでいってしまいそうに思えるほどに重く暗い歌詞なので、「いつか来た道」というか、「谷山浩子は暗い」と言われた時代を逆に懐かしく思えるほど、その頃の作品のイメージをまとっています。
ただ、さすがにこの時点でデビュー30年にもなりますから、作品の出来栄えはただ暗いのではなく、その光景と心理描写が浮かび上がってくる短編映画のようでもあります。

アレンジは、基本的にピアノの弾き語りですが、オーボエの音が良い味を出しています。
しっとりと聴かせる切ない大人の女性の歌です。

ちなみに、このVer.が年代別ベスト:「'00S」へ収録されています。


Date: 2015.03.25 Category: 谷山浩子   

#413 【谷山浩子:今日の1曲】  「電波塔の少年」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【ゆめ谷山】  (4:44)

【ポイント】
 ・ 男の子の片想いの作品で、浩子さんが「最もかわいそう」と思っている作品です


バンド感がたっぷりするようなライブ向きのアレンジになっています。
このアルバムの2曲目の「星より遠い」と同じようなミュージシャンのメンバー構成ですが、あのフォークソングとは違って、こちらはロック寄りの仕上がりになっています。

歌詞の世界は、進むにつれて悲観的な内容にドンドンなっていくものですね。
このお話を書いているうちに最後は悲観的な心理状態になっちゃったのかもしれません。この展開だと、ご本人も予期していなかったのではないでしょうか。

このタイトルの「電波塔」。やはり東京タワーでしょうか。
もちろんこの作品の発表時期には東京スカイツリーはありませんので、他の地方都市の展望台のある電波塔かもしれませんが、展望台から見た景色からインスピレーションを受けて書かれたように歌詞は展開していきます。

ちなみに、このVer.が年代別ベスト:「'00S」へ収録されています。


Date: 2015.03.24 Category: 谷山浩子   

#412 【谷山浩子:今日の1曲】  「ウミガメスープ」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞:ルイス・キャロル、日本語訳詞:矢川澄子、
作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (2:11)

【ポイント】
 ・ 「不思議の国のアリス」の劇中歌


わずか2分強の短い作品です。
作詞者を見ればわかるとおり、この作品も「不思議の国のアリス」に材を取った作品です。
浩子さんが行なっていた音楽劇シリーズ:『幻想図書館』のこの年に行なうVol.2:「不思議の国のアリス」の為に準備された作品です。その為、訳詞が付いています。

そもそもは、海亀代わりに牛の肉を使った「代用海亀スープ」(Mock Turtle Soup)という言葉がキッカケですが、そのスープを褒めちぎる詞です。(第11章) これには更に元があるそうで、作者:ルイス・キャロルがアリスのモデルとなったリデル姉妹が唄ってくれた流行り歌にヒントを得て書いた詞なのだそうです。


Date: 2015.03.24 Category: 谷山浩子   

#411 【谷山浩子:今日の1曲】  「向こう側の王国」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:44)

【ポイント】
 ・ コンサートでもリクエストされるのもよくわかる「浩子ワールド」がたっぷり


とても谷山作品らしい作品です。
影を感じさせないメルヘン感たっぷりのおとぎ話のような作品です。
歌詞は本当に面白い、ある種の「言葉あそび」をみんなでやっているゲーム性すら感じる作品になっています。
「思い出せるかい」に続く「明日のお天気」や「起きてない事件」などなど・・・初めて聴いた時に浩子さんの“豊かな感性”と“展開の妙”に改めて感心させられてしまいました。

ちなみに、このVer.が年代別ベスト:「'00S」へ収録されています。


Date: 2015.03.24 Category: 谷山浩子   

#410 【谷山浩子:今日の1曲】  「パタパタ」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞:岩男潤子、作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (5:10)

【ポイント】
 ・ 深夜の悩める世界観が詞・曲が相まってうまくまとめられています


浩子さんの作品を歌っている声優:岩男潤子さんがこの歌の作詞をしています。
彼女のアルバムの収録曲として作られた作品なので、彼女の作った詞に浩子さんが曲を付けたんですね。

この「パタパタ」をやっている光景の切り取り方、そしてその背景にある心の動き。
そういう1つ1つが“明け方”というか“一番深い深夜”の世界観をまとってまとめられています。
そういう点でもこの歌詞の内容はいかにも女性的なフォークソングですし、浩子さんお得意の時間帯なのでメロディー・アレンジもきれいにまとまってくるのは自明ですね。
演奏がほぼピアノの弾き語りになっているのも、この夜の深さ、そして明け方の静けさや透明感をイメージさせてくれるのに大きく貢献しているようです。

=====================================

さて、以前に触れたように、NHK:「みんなのうた」の2015年2・3月の新曲として、浩子さんの作品を岩男潤子さんが唄う形で、現在放映されている作品があります。まさに、浩子ワールドっぽい作品になっています。

タイトルは 「ピヨの恩返し」

岩男潤子さんのYoutubeで、その作品の1番を聴くことができます。



この映像では元気に唄っている岩男潤子さんですが、持病の慢性気管支炎を悪くされたそうで、声優・歌手活動を一時お休みして療養されています。お元気になって頂きたいものです。
この「ピヨの恩返し」がツイッターでHOTワードになるほど、「みんなのうた」のアニメVer.は話題になっています。3月末までの放映になりますので、皆さんも是非チェックしてみてくださいね。
(ジーンときて、泣けますから。)


Date: 2015.03.24 Category: 谷山浩子   

#409 【谷山浩子:今日の1曲】  「人がたくさんいる」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (5:02)

【ポイント】
 ・ 現代人の何かに追い詰められている感覚が、どこか“病んだ”感じに表現されています


この作品の歌詞を追っかけていくと、どこか“病んでいる”。
・・・というか、この歌詞のモデルは「若干ノイローゼ気味?」とまで思ってしまうほどです。
そんな追い詰められたような緊迫感や、その混沌とした感じの精神状態を、あえてフリージャズのようなセッションを間奏に入れることで表現されているようです。

都会に馴染めない人がこんな感じに陥るのかもしれません。
もしこの作品を聴いてそう感じた型は、
  「こういう風に感じるのは、自分だけじゃなかったんだ。」
と安心してよいのではないでしょうか。


Date: 2015.03.23 Category: 谷山浩子   

#408 【谷山浩子:今日の1曲】  「星より遠い」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:07)

【ポイント】
 ・ POPなフォークソングで、ちょっと切ない歌詞を明るめに


歌詞の内容、そしてアレンジ、どこを切ってもフォークソングです。
それも“70年代”を彷彿とするもので、思わず口ずさんでしまうほど、スッとメロディーが入ってくる、素敵なフォークソングです。
この21世紀のいま聴くと、とても懐かしく温かい感じです。シンセサイザーで代えるのではなく、ギター・ベース・ドラムがしっかり入ったアレンジになっているからこそ、その温かみが表現されているのではないでしょうか。

歌詞は本当に切ないですね。
二度と会えなくなってしまった、友達には戻れなかった、という別れの歌。
それを「駅」というシチュエーションを借りているからこそ、その切なさをリアルに感じます。
男性の決心を切ないながらも明るいメロディーで表現することで、前向きな作品に仕上げられています。

このアルバムのテーマが重たいものを背負っているので、こういう作品が入っていることで、聴き手が重くなり過ぎないように配慮されているので、それがよりフォークソングの良さを引き立ててくれているようにも感じますね。

そんなフォークソングだけに、この発売の翌年:2003年に沢田聖子さんがシングルのc/wとしてカバーしています。


Date: 2015.03.23 Category: 谷山浩子   

#407 【谷山浩子:今日の1曲】  「学びの雨」 ①

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2002年4月17日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【白谷山】  (4:40)

【ポイント】
 ・ 重たいテーマも、シンプルなメロディーで唄うからこそ、しみじみと伝わる


アルバムの冒頭に重厚な作品が収録されました。
この「学びの雨」は、コンサートで自ら語られていましたが、
  『アフガニスタンあたりの戦禍にいる子供たちを取材した映像をテレビで見ていた時、
  「いま欲しいものは?」の問いに「勉強がしたい」と答えた姿を視て、
  「人間って、素晴らしいな」と思った』

という気持ちで書いた曲なのだそうです。

メロディーは大変覚えやすい作りになっています。
シンセサイザーで重厚な音を作っていますが、この作品はフルオーケストラで演奏したVer.を聴いてみたいと思うほど、荘厳なアレンジになっています。
また、歌詞の内容からも、学校の合唱部の皆さんが唄ってみるのも良いのではないでしょうか。

本当に良い歌だと思います。
是非、聴いてみてください。


Date: 2015.03.23 Category: 谷山浩子   

【谷山浩子:Album】  『翼』



アルバム 2002年4月17日発売

前作となった年代別ベストアルバム:「'90S」が発売される直前の2001年9月11日に起きた世界同時多発テロ事件は世界中の人々を恐怖に陥れましたね。
いわゆる「9.11」ですが、あの瞬間は自宅でテレビでニュースを見ながら、フランスにいる知人とメールをしていました。
最初は飛行機事故かと思っていたら、2機目がWTCへ突っ込んでいく生映像が映り、
 『これは事故じゃない。』
とすぐに思い、知人に 『仕事中でもテレビを点けて!』 とメールしたのを覚えています。
しばらくしてフランスから 『すぐに軍が出動して、すべての原子力発電所に防衛用のミサイルが配備された、というニュースが流れた』 というメールをもらって、日本との危機意識の違いを痛感したものです。

さて、このアルバム。
ふだんは社会派の作品は全く書かない浩子さんが、この影響もあってこのアルバムには重たいテーマを持ってきました。
冒頭の「学びの雨」は、現在も絶えない人間の争いの歴史の中にいる人々が、それでも希望を失わない前向きな想いが唄われています。
そして、「ゆりかごの歌」。
浩子さんが、言葉の持つ本当の意味で『殺す』という言葉を初めて使った作品です。

こういう重いテーマが内在されたアルバムだからか、“みんなが出来るだけ前向きになれるように”という想いもあって、この国が大きく成長をしていった1960年代~70年代前半の頃にあったようなフォークソングがいくつも収録されたアルバムになっています。「星より遠い」や「カタツムリを追いかけて」は聴いていて安心感というか、ホッとするものがありますね。
尚、「星より遠い」は沢田聖子さんへの提供曲。また、「パタパタ」は岩男潤子さんの作詞で、彼女へ提供された作品になります。

アルバムタイトルは、この頃多かった1曲目の中のフレーズから抽出されたものですね。
そんな激しく動いた時代の影響を受けたアルバムに収録された10曲を、これから順に取り上げていきますね。


Date: 2015.03.23 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #47 谷山浩子のオールナイトニッポン 1984/2/2

今日の音源は、第96回、1984年(昭和59年)2月2日の放送分です。

この日は前週から新たに始まった
 『走れ!ヘッドライト ~コックピットのあなたに~』
がイイ感じに盛り上がっています。
こんなコーナー名ですから、当時のことを知っている方はお分かりの通り、オールナイトニッポン第2部の裏番組であるTBSラジオの 『いすゞ歌うヘッドライト ~コックピットのあなたへ~』 と、文化放送の 『日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲』 のタイトルを混ぜたもので、リスナーがドライブインのオヤジやホテルの支配人のふりをして遊ぶというコーナーです。 (しかし、この時間の裏番組は、両方ともトラックメーカーというのが、いかにもな感じですね。)

尚、「真夜中のお客様」のコーナーは、今回は無しでした。


では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回の音源も比較的クリアですが、隣接局の音声がわずかに聴こえるところがあります。
こういうところがいかにもAMラジオっぽいですね。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1984年2月2日

次週のハガキの宛先は 「今こそ真相を語れ、上柳」 でした。


Date: 2015.03.22 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

#406 【谷山浩子:今日の1曲】  「約束」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞:谷山浩子、作曲:いしいめぐみ、編曲:石井AQ・谷山浩子  【花谷山】  (3:42)

【ポイント】
 ・ 映画と違って、大人の歌になっています


年代別ベスト:「'90S」もこの作品が終曲になります。
香港との合作映画のエンディングテーマとして書かれた作品です。
映画同様、終曲になる作品は、やはり「余韻」が大切ですね。

浩子さんは作詞の担当ですが、合作映画なので香港までプロデューサーとしての石井AQさんと一緒に打合せに出向いたそうです。当時若手だった女優:グロリア・イップさんが唄ったのですが、当然のことながらアレンジが全く違うので、歌詞に入るまでの前奏は全く別物ですね。彼女が拙い日本語で一生懸命に唄っている感じは微笑ましいですよ。

  グロリア・イップ 「ASHURA」

浩子さんが唄うと、しっかり“大人の歌”になっていますので、比較して聴いてみてください。


Date: 2015.03.21 Category: 谷山浩子   

#405 【谷山浩子:今日の1曲】  「王国」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【黒谷山】  (7:22)

【ポイント】
 ・ ゴスロリのような「黒」を感じるメルヘンワールド


谷山ワールド全開!という感じで、約7分の短編映画を見ているような作品です。
妖しげで艶かしさも感じられてしまうほどの歌詞ですが、その内容は決してうまくいくはずがない恋愛模様を唄っています。

この歌詞の中に出てくる王宮にある地下の巨大な迷宮とは、アーシュラ・K・ル=グウィン原作の「ゲド戦記」の第2巻「こわれた腕輪」(発刊:日本語版1976年)に出てくる迷宮がモチーフになっているそうです。ちなみに、ジブリ映画になったのは第3巻・第4巻の部分なので映像にはなっていませんが、映画でテナーがゲドにかつて助けられたと触れていた部分が、この巻に相当します。

浩子さんが映画:「ゲド戦記」の挿入歌に携わるのは2005年~2006年前半の頃だと思いますが、この作品が発表された1992年時点で既に自分の作品に「ゲド戦記」を取り上げていたという訳です。まさか映画化に関わるとはその当時も夢にも思わなかったと思います。


Date: 2015.03.21 Category: 谷山浩子   

#404 【谷山浩子:今日の1曲】  「見えない小鳥」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:山川恵津子   (4:29)

【ポイント】
 ・ 男の子の人間的な成長に必要なことを教えてくれています


男の子の失恋・別れの歌です。
でも、女の子を包む見えない鳥籠・・・今の閉塞感から出るのを見送ろうとしています。
だから、曲調も力強く、そして明るいメロディーになっています。

“失恋励ましソング”というよりも、男の子に必要な“人の器量”というものを明るく教えてくれる応援歌みたいな捉え方ができるのではないでしょうか。


Date: 2015.03.21 Category: 谷山浩子   

#403 【谷山浩子:今日の1曲】  「カイの迷宮」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【ゆめ谷山】  (6:12)

【ポイント】
 ・ 現代人の閉塞感は更に深まったのかもしれません


浩子さんは「雪の女王」の主人公:カイには『煮詰まりきった現代人』を感じていたようです。
そんなカイをテーマに書かれたこの作品は既に発表されてから15年以上経過していますが、この歌詞を追うと、その「現代人の病気」は我が身の来し方行く末を考えても更に深まっているような気がします。

この「雪の女王」をアンデルセンが書いたのは170年前。
科学の進歩と共にその便利さが増せば増すほどに、現代人の悩みと閉塞感は増していっているのかもしれません。


Date: 2015.03.21 Category: 谷山浩子   

#402 【谷山浩子:今日の1曲】  「満月ポトフー」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【ゆめ谷山】  (3:36)

【ポイント】
 ・ PUFFYに唄ってほしい作品らしいです


この作品はこのアルバムに収録される際に少しテンポ・ピッチを下げているのでは?
テンポが若干ゆっくりになって、ハイトーンも少し下がって聴こえますが、その実態はどうなのでしょうか。

アンデルセンの「雪の女王」がモチーフになったアルバム:『カイの迷宮』の中に収録された作品ですが、浩子さんの頭の中ではPUFFYの声が聴こえたそうです。確かにこの作品の歌詞も曲もPUFFYが唄っているイメージが湧いてきますね。


Date: 2015.03.20 Category: 谷山浩子   

#401 【谷山浩子:今日の1曲】  「海の時間」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:斎藤ネコ  【白谷山】  (5:51)

【ポイント】
 ・ これもコンピューターゲームが、制作のキッカケに繋がっています


浩子さんの代表曲であり、またいろいろな解釈を生んだ「海の時間」。
以前ご紹介した時、太古の生物の図鑑を見ていて感動して書いた作品ということを書きましたが、そもそも「何でそんな図鑑を持っていたのか?」という疑問が歌詞カードで解決されています。

浩子さんはDINKSなので子供用の恐竜図鑑を持っていること自体に妙な感じがしたのですが、実はコンピューターゲームに影響されたのが購入のキッカケだったらしいです。

影響されたところから更にクリエイトしてくるところが、プロのクリエイターたるところですね。



Date: 2015.03.20 Category: 谷山浩子   

#400 【谷山浩子:今日の1曲】  「きみが壊れた」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (3:54)

【ポイント】
 ・ アルバムジャケットを見て創作された世界


ほかのアーティストの影響を受けて作品を作ると、一歩間違うと盗作っぽくなりますが、『アルバムジャケットの写真を見ているうちに出来た』というのは、やはり『この感性こそ、天賦の才能』という感じがします。

浩子さんの場合は小説の表紙/裏表紙/挿し絵、テレビのドキュメンタリーなど様々なものから感じたものを作品にしたものが多いように思いますが、この作品の元はブライアン・フェリーの「Taxi」(1993年)のアルバムジャケットだそうです。
ちなみに、これです。



ここからこの作品が出来てしまうというのは、やはり、すばらしい感性と、そして才能ですね。


Date: 2015.03.20 Category: 谷山浩子   

#399 【谷山浩子:今日の1曲】  「冷たい水の中をきみと歩いていく」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ  【ゆめ谷山】  (5:02)

【ポイント】
 ・ ナチュラルハイの成せる業かも?!


誰しもモノを作っていると、集中しすぎた“ナチュラルハイ”の状態ゆえか、自分が考えているものとは知らず知らずに違うものになってしまうことはありますよね。そんな状況で歌詞がだんだん変化していってしまっているのがわかるのが、この作品です。
作品の発表後、ファンの間でもその歌詞の解釈が話題となり、「自殺の歌か?」などと言われましたが、自殺かどうかはともかく、最後には「主人公が死んでいた」というのは間違いないそうです。

このメロディーはピアノではなく、カシオトーン(懐かしいですね)で作ったそうですよ。


Date: 2015.03.20 Category: 谷山浩子   

【ラジオ】 #46 谷山浩子のオールナイトニッポン 1984/1/26

1/19放送分は前年12月20日の新宿厚生年金会館のコンサートの模様を放送したようですが、音源はどうも見つからないようですね。
今日の音源は、第95回、1984年(昭和59年)1月26日の放送分です。

このコンサートの録音放送を使っての2週間のインターバルで、浩子さんは8日間のネパール旅行に行ってきたそうです。今回はその時の感想もところどころに挟みながらの放送です。もちろん、その前のオールナイターズライブの感想にも触れています。

さて、「真夜中のお客様」のコーナーは“立原啓裕さん”でした。
関東エリアの人々にはあまり馴染みのない方ですが、元は劇団四季の俳優さんで、この当時の人気ラジオDJです。(いまはラジオパーソナリティーという言い方になっていますね。)


では、アナログ・モノラル放送のAMラジオの時代へ参りましょう。
今回の音源も比較的クリアです。
今回分は以下の青字のタイトルリンクからニコ動の中へ入ってくださいね。
(ウP主さん、ありがとうございます!)

谷山浩子のオールナイトニッポン 1984年1月26日

ちなみに、次週のハガキの宛先は“ ふぐりはぶらぶら自由が好き ”でした。
・・・しかし、何という「宛先」でしょうかね。
こんなコメントを浩子さんに言わせて楽しんでいる風では毎度ありますが、それにしてもあの頃の放送は自由でしたね。


Date: 2015.03.19 Category: オールナイトニッポン〔谷山〕   

#398 【谷山浩子:今日の1曲】  「小さな魚」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:倉田信雄  【白谷山】  (4:35)

【ポイント】
 ・ 成長途上の、“これから”の人に聴いてほしい作品です


そもそもが浩子さんが「自分用に作った励ましソング」なのだそうです。
既に大人の浩子さんが自己啓発している訳ですが、このタイトルの『小さいな』という表現に、この先の成長を、更に大きくなって自分の力で強く歩んでいくんだ、という想いが感じられます。歌詞にもその想いはしっかり表現されていますね。メッセージソングとしても、大変わかりやすい内容でまとめられています。

それにしても、倉田さんのアコースティックアレンジは美しいですね。


Date: 2015.03.19 Category: 谷山浩子   

#397 【谷山浩子:今日の1曲】  「ドッペル玄関」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞:谷山浩子、作曲:石井AQ、編曲:石井AQ・谷山浩子  【黒谷山】  (4:26)

【ポイント】
 ・ 新幹線の車中で出会ったメロディーがキッカケ


簡単に言えば、「他人の曲に勝手に詞を付けた」という作品です。
その作曲主は石井AQさんですから、もはや「相棒」な訳で、トラブルになろうはずもなく。

元は“美少女ゲーム”の為に書かれたものですが、美少女ゲームには似つかわしくない歌とのことで却下(瞬殺!)されて、浩子さんの歌として晴れて日の目を見たのでした。
(美少女ゲームは企画でボツに。)

ちなみに、最初にこの曲を石井AQさんから聴かせてもらったのは新幹線の車中だったそうです。


Date: 2015.03.19 Category: 谷山浩子   

#396 【谷山浩子:今日の1曲】  「銀の記憶」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:56)

【ポイント】
 ・ 大人になったからこそ書けた


違う形で使われていたメロディーに改めて歌詞を付けて自分で唄う形にした作品です。
この新しい歌詞は自分の初恋の想い出が元になっているそうです。
当時13才の初恋のお相手は現在のダンナさまですから、当時から四半世紀近く経って振返るということも、難しいことではなかったのかもしれませんね。

とても幻想的なアレンジになっていて、中学生のような多感な年頃に感じているような心象もうまく表現されているように感じます。


Date: 2015.03.19 Category: 谷山浩子   

#395 【谷山浩子:今日の1曲】  「森へおいで」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ  【ゆめ谷山】  (3:38)

【ポイント】
 ・ 少し黒いメルヘンの世界が幻想的に広がっていく


どこか「みんな同じでないといけない」ような教育を行なってきたせいか、大衆に迎合できない人には少々暮らしにくい世の中になっていますね。
そんな時代の中で「幻想」や「空想」というものにまで、“どこかで自然とブレーキを掛けている”ような気がします。決して病的なものでないものにまでも。
この歌詞の世界は、まさに幻想や空想を巡らせることで生まれたということも出来るでしょう。

この作品は、ちょうど子供たちを狙った不幸な事件の発生と発表時期が重なった為、刺激しそうと思われる歌詞の部分(4番)を“自主規制”的に変更しています。「正規版」はベストアルバム:「Memories」でご紹介しましたが、この'90Sに再録されたのはオリジナルアルバムに収録されたVer.です。


Date: 2015.03.18 Category: 谷山浩子   

#394 【谷山浩子:今日の1曲】  「月見て跳ねる」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (4:26)

【ポイント】
 ・ 下町っぽい商店街が舞台


歌詞の内容からは全く想像がつかないようなところが舞台ですね。
ただ、唐突にロケーションを選んだのではなく、これもまた浩子さんが以前住んでいた街にある商店街なのだそうです。

その商店街を飾り付ける煌めきという風に歌詞を読んでみると、恋の歌も違って聞こえてきますね。


Date: 2015.03.18 Category: 谷山浩子   

#393 【谷山浩子:今日の1曲】  「あかり」 ②

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【花谷山】  (4:42)

【ポイント】
 ・ ジブリ映画にもなった文学作品の表紙絵から生まれた


90年代の作品の中でも出色の出来栄えと個人的に思っているのが、この作品です。
最初に聴いた時から震えが来ましたね。いつ聴いても本当に心が温まる感じがします。

この作品ですが、元々はお芝居用に書いた作品だそうです。
興味深いのは、この歌が浮かんできたキッカケとなった児童文学の存在ですね。

その作品は 「思い出のマーニー」。
イギリス人作家:ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品ですが、その「岩波少年文庫版」の裏表紙を見ていた時に生まれてきたのだそうです。

「思い出のマーニー」は2014年にスタジオジブリが映画化しましたね。(米林宏昌監督作品)
この作品が発表されたのが1999年。このベストアルバムが出たのは2001年ですから、浩子さんとジブリの相性が良いのもわかる気がします。『カイの迷宮』にしても本作にしても、浩子さんの創作世界はジブリやディズニーの10年くらい先を歩いているのかもしれませんね。


Date: 2015.03.18 Category: 谷山浩子   

#392 【谷山浩子:今日の1曲】  「風のたてがみ」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:丸尾めぐみ  【ゆめ谷山】  (5:00)

【ポイント】
 ・ 図鑑やゲームもイメージを膨らませると、こんな世界観が描ける


原野にも強く生きているハーブ。
そんなハーブの図鑑の表紙画から生まれた作品です。
メロディーが先に出来て、そこに歌詞を載せていく制作方法に変えた90年代らしく、この作品も先にメロディーが浮かんだのだそうです。

そして、このメロディーから浮かんだイメージが「コンピュータRPGのフィールド」というのだから、この作品から感じられる荒涼感・疾走感というすばらしい出来栄えとのギャップに驚かされますが、これもまた“ゲーマー浩子”っぽいエピソードですね。


Date: 2015.03.18 Category: 谷山浩子   

#391 【谷山浩子:今日の1曲】  「会いたくて」 ③

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年9月19日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子  【白谷山】  (3:26)

【ポイント】
 ・ 生まれたキッカケは「環状8号線」


オリジナルアルバム:「歪んだ王国」、ベストアルバム:「Memories」に続き、今回で3度目の収録です。

作品が作られた90年代初頭は浩子さんは東京の「環八」沿いにお住まいだったようです。
夜中に環八を歩いていたら冒頭の歌詞が降ってきた、というエピソードも、いかにも“昼夜逆転”の浩子さんの生活らしいお話ですね。

この歌詞に割とスピード感がある曲が付いているのも、環八を飛ばして走るクルマの影響があるのかもしれません。


Date: 2015.03.17 Category: 谷山浩子   

【谷山浩子:Album】  『HIROKO TANIYAMA '90S』



アルバム 2001年9月19日発売

デビュー25年を超えた浩子さんの作品を年代別BESTとして集めたシリーズ。
その第三弾として発売されたアルバムが『HIROKO TANIYAMA '90S』です。
(このアルバムの発売時点ではデビュー30年まであと半年という時期ではありますが。)

この80年代は、「すごい作品」を輩出していった時代であり、代表曲も多く誕生しています。
それを証明するかのように、このアルバムに収録されている作品は、そのほとんどが後のライフベストである「白と黒」や「花とゆめ」に収録されたものばかり。まさに谷山ワールドに触れて頂くのに十分な作品集になっていると思います。
また、この年代別ベストの「'90S」は音源をリマスタリングして収録されているので、音の情報量も多く、また聴きやすさが増しているように思います。

この'90Sに入っている歌詞カードには、浩子さん自身による作品後の解説が付いています。作品が作られた背景や当時の裏話や逸話などが書かれていて、それもまた興味深い内容になっています。

そんな'90Sの16曲を、これからご紹介していきます。


Date: 2015.03.17 Category: 谷山浩子   

#390 【谷山浩子:今日の1曲】  「わたしじゃない月のわたし」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年1月24日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (5:23)

【ポイント】
 ・ とてもライブ感のある演奏


このアルバムの終曲です。
浩子さんお得意の「夜の歌」ですね。
この歌も切ない、それどころか声を上げて泣いている恋の歌です。
月になぞらえて唄っていますが、月の光る青さをうまく捉えた歌詞で、言葉の選び方や表現はとても文学的な印象を持ってしまいます。

アレンジは、電子楽器中心にすることで怪しい雰囲気を出しながらも、オルガンとドラム音でライブ感も感じさせてくれています。オーソドックスなニューミュージックな雰囲気も良いところです。


Date: 2015.03.17 Category: 谷山浩子   

#389 【谷山浩子:今日の1曲】  「夢」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年1月24日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (5:37)

【ポイント】
 ・ 幻想的なメロディーが切なさを深めているよう


朗々と流れる浩子さんのピアノ演奏に乗せて、週末の穏やかな日常風景が唄われています。

しかし、それが「夢」だったという切ない唄です。

ある意味、どこか退廃的な感じすらしてしまう歌詞ですが、あまりに寂しい心持ちです。

そのメロディーは映画的に漂い、そして霧に霞むかのような浮遊感を感じさせてくれます。

そこで「夢」を感じさせているのかもしれません。

弾き語りで聴くと、シミジミと染みわたってくる作品です。


Date: 2015.03.17 Category: 谷山浩子   

#388 【谷山浩子:今日の1曲】  「雨上がりの天使」

  (どちらからも試聴できます)

アルバム 2001年1月24日発売
作詞・作曲:谷山浩子、編曲:石井AQ・谷山浩子   (5:16)

【ポイント】
 ・ 歌謡曲のようなPOPな仕立て


前曲から一転して、POPな作品です。
でも、唄われている歌詞は 「片想いしている男の子の気持ち」
思いつめておらずに温かく見守っている感じが、切ないながらも好感が持てます。

アレンジがPOPなのですが、そこで使われている音響効果も面白いです。
間奏で使われているのは、いわゆる“逆エコー”。
シンセサイザー演奏家でもある作曲家の冨田勲さんが、1980年代前半のコンサートでシンセサイザーにエコーの残響成分の波形を取り込んで反転させて演奏していましたが、さすがに21世紀になると簡単に使われていますね。

楽器編成がアコースティックの弦楽器ばかりなのでPOPな感じがよく伝わってきて、シンプルながらも歌謡曲っぽい仕上がりになっていると思います。


Date: 2015.03.16 Category: 谷山浩子   
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FX&鉄(fxrailways)

Author:FX&鉄(fxrailways)
気がつけば転職7回! 「人生への投資」で出費がかさんだうえ、わずかな資産もリーマンショックで大きな痛手。景気回復に期待しつつも『まずはお小遣いの安定確保!』を目標に、わずかな軍資金で2013年9月から再びトレードに参入です。
トレードだけでなく、あちこちの趣味に話が飛んでいきますので、たぶんグダグダなブログになるかも、です。

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