【谷山浩子:今日の1曲】 ・・・番外編! 『谷山浩子弾き語りコンサート2016』 @府中グリーンプラザ けやきホール
今回も近場だったので、先週に続き、労音主催の「弾き語りコンサート」へ参加しました。
そのリポートを早速書きたいと思います。
府中駅といえば大國魂(おおくにたま)神社の最寄り駅。
今までは通過するばかりだった府中に初めて下車しました。
「まずはホールの確認を」と思ったのですが、北口改札を出たら見えていました。

このデッキがけやきホールのある2階に直結しているという、本当に改札から1分で着く距離です。写真にある真ん中の丸い屋根のあたりに来ると、ホールに面した欅並木が見えました。

まだ開場時間まで1時間あったので、どんな街か周辺を少しお散歩してみることに。
北口から欅並木を歩いて、京王線の高架をくぐって南口の方へ向かいます。正面には大國魂神社が既に見えています。正直、こんなに近いとは思いませんでした。その南口には大きな公共複合施設を建設中で、賑やかな音を立てて土木工事が進んでいます。街の再開発が順調に進んでいるようです。
工事現場の南側には大型の商業施設があり、ふと見ると「ISETAN」のロゴ。
「こんなところに伊勢丹があるんだ」と思うと同時に、「ひょっとしたら京王線シリーズで“伊勢丹のキャンペーンソング”が曲目に入るかな?」と思いつつ、ちょっとだけ中を覗いてみました。デパートにしては面白いテナントのレイアウトになっていて、普通は1階になさそうな業種が配置されていたり、少し雑然とした感が逆に個性になっている印象を持ちました。
大國魂神社を参詣するほどの時間はなかったので、伊勢丹から今度は東へ方向を変えてみます。すると、先ほどの工事現場と道路を挟んだ東側には映画館やグルメスポットが入るショッピングモールがありました。よく見ると、「府中のまんなか、あったかパーク。 くるる(KURURU)」とあります。本日のセットリストに出てきそうな単語にまたまた遭遇です。果たしてどうなるのかなと期待しつつ、簡単な食事をしてグリーンプラザへ向かいます。
ちょうど開場時間の17時に着いたのですが、入場の行列が出来ていて賑わっていました。今回も入口脇の催し物の掲示ボードにはコンサートのポスターがしっかり貼ってありました。
建物の内部は年季の入ったホールを感じさせます。このけやきホールは前回の鎌倉芸術館:小ホールよりもはるかに小さく、舞台はグランドピアノと音響用スピーカーを置くだけでいっぱいな感じです。客席は20列程度なので、ざっくり500人サイズ。
そして、本日の席は、なんと最後方。音響さんのブースのそばで、ステージから些か遠くて舞台上の細かいところはよく見えませんが、逆に全体が見渡せる席です。ところが面白いもので、舞台袖や緞帳部分の黒い布によって“額縁効果”が発揮されてステージに集中できるんですね。これは小さなホールならではの良さです。
今日の客層は、鎌倉芸術館より全体的に若くなった感じ。20代・30代のお客さんがいつもより多かったような印象です。開演時間には、9割以上の席が埋まっていたように見えました。
そんな次第でコンサートの始まりです。
この日の浩子さんの衣装は、先週の鎌倉芸術館と同じでした。
ピアノは遠くて確認できませんでしたが、たぶんSteinwayかな。
ご挨拶では、浩子さんも初めて府中でコンサートを開くのだということ、そして「テレビを点けたら、これやってたみたいな」というお客さんの緊張をほぐすいつものお話がありました。
#1 『ねこの森には帰れない』
『先週の鎌倉芸術館のコンサートでのアンケートに「聴きたかった」と2通書いてあったので、今日やってみました。』だそうです。
そして、浩子さんが府中に関するお話をしていたところ、客席の最前列に2人入ってきました。
『いらっしゃいませ~~』
と話を止めてお迎えします。場内は笑いに。
話に戻って、本日の曲目を考えていたところ、歌詞つながりの商業施設があるのを知ったということで、『商業施設シリーズ』で2曲選んだとのこと。
『1つめは、府中に「くるる」というショッピングモールがあるということで、「クルル・カリル」。2曲目は、伊勢丹のキャンペーンソングを80年代前半に唄ったのですが、その「息を深く吸う森」です。』
いきなりクリーンヒット! これにはビックリ!!
駅前の「くるる」・伊勢丹の両方が一度に来ました。近所のお散歩も悪くないですね。
#2 『クルル・カリル(扉を開けて)』 (青)
#3 『息を深く吸う森』 (オレンジ)
「息を深く吸う森」はライブでは初めて聴きました。
山川啓介さんの作詞で、浩子さんが作曲と唄ったという作品という紹介で、
『私には書けない詞だなと思った。ちゃんと百貨店の要素がきちんと入っているし。』
という感想を持ったのだそうです。
ここで気づいたのですが、今日も照明に主張があります。先週のコンサートはステージが広い為の演出かと思ったのですが、どうも違っていたようです。そんな訳で、今回も出来るだけ「照明の色」もセットでお伝えします。
『府中と言えば・・・競馬ですよね』
『私は、競馬・競輪・ボートとか、バクチは向いていないです。自分が勝って、みんなが負けるのがイヤなんですね。私が勝って、みんなも楽しい、が良いです。だから麻雀とか将棋も・・・・』
『競馬ということで、「ウマっぽい歌」を選んでみました。』
・・・という訳で2曲続けて。
#4 『風のたてがみ』 (青)
#5 『メリーメリーゴーラウンド』 (赤紫)
ここで、ソロライブ恒例のリクエストコーナーです。今回も「ジャンケン」で決めます。
●浩子さんが出したジャンケンの結果
第1弾(普通の勝ち残り): パー⇒グー⇒グー
ここで制作の黒川さんから合いの手が入ります。
「まだ10人以上います。」
最近はマイクパフォーマンス化しつつあるようで、どこかコメントがドライで面白い!
浩子さんも
『いまの黒川さん? よく見えないから数えてくれる?』
第2弾(4人組が出来たら勝ち): チョキ
・・・これでグーの人が5人に。
浩子さんは
『ひょっとしたら、この後の選曲を選んでドボンになる人がいるかもしれないから、リクエストを聞きます。』
・・・結局、ドボンはいませんでした。
『じゃあ、5曲唄いますか!』
#6 『影ふみ』 (オレンジ)
#7 『さかなの言葉』 (赤紫)
#8 『風の子供』 (黄緑)
#9 『ボクハ・キミガ・スキ』 (紫)
#10 『FANTASY』 (黄)
曲順はこのようになったのですが、曲紹介で興味深かったのが、「ボクハ・キミガ・スキ」について語られている逸話に関する解説でした。
『これは少女小説をコバルト文庫から出した(1991年)のですが、その時に書いたものです。ボーイズラブのようにネットとかで言われているけど違います。』
(※ ちなみに、こちらです。 ボクハ・キミガ・スキ (コバルト文庫)
)
5曲演奏中、「ファンタジー」の前に、浩子さんから小さな声で
『イントロ部分を忘れてしまいました。・・・なので、簡易Ver.で行きます。』
とのお断りが。声優:豊崎愛生さん提供曲で自分でレコーディングしていない作品なので、そんなこともありますよね。
これで、第1部が終了して休憩に。
そして、第2部です。
後半の1曲目は先週と同じ。作品紹介で浩子さんから
『いろいろな解釈を皆さんがしてくれている作品です。先週の鎌倉で「4番に突然出てくる“ボク”は何者で、どんな関係か、を考えてください」と言ったら、アンケートで面白い説が出てきました。「ボク=キミ」説です。』
#10 『カントリーガール』 4番Ver. (オレンジ)
『この説は20代の若い女性のものでしたが、いま唄いながら思ったんですが、この説だと“サイコホラー”ですよね。でも、気に入っています!』
次は、「今日は何の日シリーズ」からの2曲。
4/8は「野菜ソムリエの日」、そして「フィンランド語の日」なのだそうです。
(ちなみに、このサイトにも「明日は何の日」がありますので、よかったらお立寄りください。)
そんな訳で、それにちなんで
#12 『土曜日のタマネギ』
#13 『フィンランド』
「土曜日のタマネギ」はアイドル時代の斎藤由貴さんが唄って、ご自身のTVのカップスープのCMでも流れたお馴染みの作品ですね。
ここで浩子さんの近況を語るフリートークの時間です。
今回は大好きな「テレビドラマ」のお話。
浩子さんの大好きな役者さんの名前が次々に挙がります。
しかし、浩子さんは「うまい訳じゃないけど、とにかく好き」という一群があるそうで、
『なんというか、“棒”グループ・・・“棒なひと達”なんです。』
どうやら、セリフは棒読みっぽいんだけど、邪気がない感じがする俳優さんが好きみたいです。お名前を出すと差し障りがありそうなので書くのは自粛しますが、好きなのもわかるような気がする方たちが挙がっていました。
コンサートも終盤。次は3曲です。
#14 『満月ポトフー』
#15 『王国』 (青)
#16 『意味なしアリス』 (リンゴの赤)
鎌倉と同じく、ここは代表曲の王道路線でした。
「王国」は好きな作品ですが、アルバムの浩子ワールド全開の演出とピアノソロとの差が楽しみでした。実際、浩子さんのピアノも迫力があって大変良かったです。
そして、今日のお別れの曲は
#17 『まっくら森の歌』
アンコールの拍手で、浩子さんが再登場。
「お礼の歌」は、由紀さおりさん・安田祥子さん姉妹に提供した作品。
#En 『さよならのかわりに』
大きな拍手の中、舞台から浩子さんが去りますが、「もう1回」のアンコールの拍手が鳴りやみません。鎌倉芸術館では残念ながらホール側の時間がないとのことでご挨拶だけの再登場でしたが、この日は歌詞カードの入った分厚いファイルを持って再登場してくれました。
『大きな拍手を頂いてとてもうれしくて、もう1曲唄おうと思って歌詞ファイルを持って出てきました。何を唄いましょうか?』
との話に、「小さな魚、唄って!」との男性の声が飛びます。
『わかった。見ないでファイルから歌詞を抜くので、どんなのでもその曲をやります。』
カードを引く浩子さん。
『・・・・あぁぁ。。。。。』
お客さんはキョトン。
『せっかく最後がきれいに終わったのに、何でこの曲が・・・・「骨の駅」なんですが。』
ホールも爆笑でした。
浩子さんも気を取り直して、演奏する為にピアノへ移動します。ハンドマイクを持ったままピアノの左手にファイルを置こうとした瞬間、大ハウリング!!
『ゴメンナサ----イ!!』
『お前はシロウトか、というような失敗をしてしまいました。』
音響さんがあわててマイク音量を絞ってましたね。
唄う前に曲紹介があったのですが、
『この曲は仙山線に乗っていて書いたんです。』
仙台と山形を結ぶ仙山線は、作並・面白山高原・(あの有名な立石寺がある)山寺など、かなりの山間部もある路線なので、確かにイメージがつながります。
#En2 『第2の夢・骨の駅』
そんなこんなで今回は合計18曲と、大変満足な2時間でした。
労音さんはセットリストが出るので、写してきました。
このセットリストを見ると、リクエストを1曲多くした為に後半の2曲は曲目変更されたみたいですね。元は何だったのでしょうか。

次は、5月21日(土)の『僕らのポプコンエイジ~Forever Friends, Forever Cocky Pop~』の「さいたま文化センター」の回に出席予定です。
このコンサートは浩子さんだけでなく、小坂明子さんや相曽晴日さんなども参加されるのですが、何といっても石川優子さんが復活出演されるのが楽しみです。浩子さんがオールナイトニッポンをお休みした時の代役を務めたり、80年代前半にFM東京でやっていた「サウンドパステル」の後番組は石川優子さんが担当したり、と浩子さんと近いところにもいたので。もちろんChageさんがいるので、あの大ヒット曲にも期待しています。
ここ1年半の猛烈な忙しさも、先週水曜日には抜けました。レギュラーメニューもG/W再開に向けて頑張りますね!
そのリポートを早速書きたいと思います。
府中駅といえば大國魂(おおくにたま)神社の最寄り駅。
今までは通過するばかりだった府中に初めて下車しました。
「まずはホールの確認を」と思ったのですが、北口改札を出たら見えていました。

このデッキがけやきホールのある2階に直結しているという、本当に改札から1分で着く距離です。写真にある真ん中の丸い屋根のあたりに来ると、ホールに面した欅並木が見えました。

まだ開場時間まで1時間あったので、どんな街か周辺を少しお散歩してみることに。
北口から欅並木を歩いて、京王線の高架をくぐって南口の方へ向かいます。正面には大國魂神社が既に見えています。正直、こんなに近いとは思いませんでした。その南口には大きな公共複合施設を建設中で、賑やかな音を立てて土木工事が進んでいます。街の再開発が順調に進んでいるようです。
工事現場の南側には大型の商業施設があり、ふと見ると「ISETAN」のロゴ。
「こんなところに伊勢丹があるんだ」と思うと同時に、「ひょっとしたら京王線シリーズで“伊勢丹のキャンペーンソング”が曲目に入るかな?」と思いつつ、ちょっとだけ中を覗いてみました。デパートにしては面白いテナントのレイアウトになっていて、普通は1階になさそうな業種が配置されていたり、少し雑然とした感が逆に個性になっている印象を持ちました。
大國魂神社を参詣するほどの時間はなかったので、伊勢丹から今度は東へ方向を変えてみます。すると、先ほどの工事現場と道路を挟んだ東側には映画館やグルメスポットが入るショッピングモールがありました。よく見ると、「府中のまんなか、あったかパーク。 くるる(KURURU)」とあります。本日のセットリストに出てきそうな単語にまたまた遭遇です。果たしてどうなるのかなと期待しつつ、簡単な食事をしてグリーンプラザへ向かいます。
ちょうど開場時間の17時に着いたのですが、入場の行列が出来ていて賑わっていました。今回も入口脇の催し物の掲示ボードにはコンサートのポスターがしっかり貼ってありました。
建物の内部は年季の入ったホールを感じさせます。このけやきホールは前回の鎌倉芸術館:小ホールよりもはるかに小さく、舞台はグランドピアノと音響用スピーカーを置くだけでいっぱいな感じです。客席は20列程度なので、ざっくり500人サイズ。
そして、本日の席は、なんと最後方。音響さんのブースのそばで、ステージから些か遠くて舞台上の細かいところはよく見えませんが、逆に全体が見渡せる席です。ところが面白いもので、舞台袖や緞帳部分の黒い布によって“額縁効果”が発揮されてステージに集中できるんですね。これは小さなホールならではの良さです。
今日の客層は、鎌倉芸術館より全体的に若くなった感じ。20代・30代のお客さんがいつもより多かったような印象です。開演時間には、9割以上の席が埋まっていたように見えました。
そんな次第でコンサートの始まりです。
この日の浩子さんの衣装は、先週の鎌倉芸術館と同じでした。
ピアノは遠くて確認できませんでしたが、たぶんSteinwayかな。
ご挨拶では、浩子さんも初めて府中でコンサートを開くのだということ、そして「テレビを点けたら、これやってたみたいな」というお客さんの緊張をほぐすいつものお話がありました。
#1 『ねこの森には帰れない』
『先週の鎌倉芸術館のコンサートでのアンケートに「聴きたかった」と2通書いてあったので、今日やってみました。』だそうです。
そして、浩子さんが府中に関するお話をしていたところ、客席の最前列に2人入ってきました。
『いらっしゃいませ~~』
と話を止めてお迎えします。場内は笑いに。
話に戻って、本日の曲目を考えていたところ、歌詞つながりの商業施設があるのを知ったということで、『商業施設シリーズ』で2曲選んだとのこと。
『1つめは、府中に「くるる」というショッピングモールがあるということで、「クルル・カリル」。2曲目は、伊勢丹のキャンペーンソングを80年代前半に唄ったのですが、その「息を深く吸う森」です。』
いきなりクリーンヒット! これにはビックリ!!
駅前の「くるる」・伊勢丹の両方が一度に来ました。近所のお散歩も悪くないですね。
#2 『クルル・カリル(扉を開けて)』 (青)
#3 『息を深く吸う森』 (オレンジ)
「息を深く吸う森」はライブでは初めて聴きました。
山川啓介さんの作詞で、浩子さんが作曲と唄ったという作品という紹介で、
『私には書けない詞だなと思った。ちゃんと百貨店の要素がきちんと入っているし。』
という感想を持ったのだそうです。
ここで気づいたのですが、今日も照明に主張があります。先週のコンサートはステージが広い為の演出かと思ったのですが、どうも違っていたようです。そんな訳で、今回も出来るだけ「照明の色」もセットでお伝えします。
『府中と言えば・・・競馬ですよね』
『私は、競馬・競輪・ボートとか、バクチは向いていないです。自分が勝って、みんなが負けるのがイヤなんですね。私が勝って、みんなも楽しい、が良いです。だから麻雀とか将棋も・・・・』
『競馬ということで、「ウマっぽい歌」を選んでみました。』
・・・という訳で2曲続けて。
#4 『風のたてがみ』 (青)
#5 『メリーメリーゴーラウンド』 (赤紫)
ここで、ソロライブ恒例のリクエストコーナーです。今回も「ジャンケン」で決めます。
●浩子さんが出したジャンケンの結果
第1弾(普通の勝ち残り): パー⇒グー⇒グー
ここで制作の黒川さんから合いの手が入ります。
「まだ10人以上います。」
最近はマイクパフォーマンス化しつつあるようで、どこかコメントがドライで面白い!
浩子さんも
『いまの黒川さん? よく見えないから数えてくれる?』
第2弾(4人組が出来たら勝ち): チョキ
・・・これでグーの人が5人に。
浩子さんは
『ひょっとしたら、この後の選曲を選んでドボンになる人がいるかもしれないから、リクエストを聞きます。』
・・・結局、ドボンはいませんでした。
『じゃあ、5曲唄いますか!』
#6 『影ふみ』 (オレンジ)
#7 『さかなの言葉』 (赤紫)
#8 『風の子供』 (黄緑)
#9 『ボクハ・キミガ・スキ』 (紫)
#10 『FANTASY』 (黄)
曲順はこのようになったのですが、曲紹介で興味深かったのが、「ボクハ・キミガ・スキ」について語られている逸話に関する解説でした。
『これは少女小説をコバルト文庫から出した(1991年)のですが、その時に書いたものです。ボーイズラブのようにネットとかで言われているけど違います。』
(※ ちなみに、こちらです。 ボクハ・キミガ・スキ (コバルト文庫)
5曲演奏中、「ファンタジー」の前に、浩子さんから小さな声で
『イントロ部分を忘れてしまいました。・・・なので、簡易Ver.で行きます。』
とのお断りが。声優:豊崎愛生さん提供曲で自分でレコーディングしていない作品なので、そんなこともありますよね。
これで、第1部が終了して休憩に。
そして、第2部です。
後半の1曲目は先週と同じ。作品紹介で浩子さんから
『いろいろな解釈を皆さんがしてくれている作品です。先週の鎌倉で「4番に突然出てくる“ボク”は何者で、どんな関係か、を考えてください」と言ったら、アンケートで面白い説が出てきました。「ボク=キミ」説です。』
#10 『カントリーガール』 4番Ver. (オレンジ)
『この説は20代の若い女性のものでしたが、いま唄いながら思ったんですが、この説だと“サイコホラー”ですよね。でも、気に入っています!』
次は、「今日は何の日シリーズ」からの2曲。
4/8は「野菜ソムリエの日」、そして「フィンランド語の日」なのだそうです。
(ちなみに、このサイトにも「明日は何の日」がありますので、よかったらお立寄りください。)
そんな訳で、それにちなんで
#12 『土曜日のタマネギ』
#13 『フィンランド』
「土曜日のタマネギ」はアイドル時代の斎藤由貴さんが唄って、ご自身のTVのカップスープのCMでも流れたお馴染みの作品ですね。
ここで浩子さんの近況を語るフリートークの時間です。
今回は大好きな「テレビドラマ」のお話。
浩子さんの大好きな役者さんの名前が次々に挙がります。
しかし、浩子さんは「うまい訳じゃないけど、とにかく好き」という一群があるそうで、
『なんというか、“棒”グループ・・・“棒なひと達”なんです。』
どうやら、セリフは棒読みっぽいんだけど、邪気がない感じがする俳優さんが好きみたいです。お名前を出すと差し障りがありそうなので書くのは自粛しますが、好きなのもわかるような気がする方たちが挙がっていました。
コンサートも終盤。次は3曲です。
#14 『満月ポトフー』
#15 『王国』 (青)
#16 『意味なしアリス』 (リンゴの赤)
鎌倉と同じく、ここは代表曲の王道路線でした。
「王国」は好きな作品ですが、アルバムの浩子ワールド全開の演出とピアノソロとの差が楽しみでした。実際、浩子さんのピアノも迫力があって大変良かったです。
そして、今日のお別れの曲は
#17 『まっくら森の歌』
アンコールの拍手で、浩子さんが再登場。
「お礼の歌」は、由紀さおりさん・安田祥子さん姉妹に提供した作品。
#En 『さよならのかわりに』
大きな拍手の中、舞台から浩子さんが去りますが、「もう1回」のアンコールの拍手が鳴りやみません。鎌倉芸術館では残念ながらホール側の時間がないとのことでご挨拶だけの再登場でしたが、この日は歌詞カードの入った分厚いファイルを持って再登場してくれました。
『大きな拍手を頂いてとてもうれしくて、もう1曲唄おうと思って歌詞ファイルを持って出てきました。何を唄いましょうか?』
との話に、「小さな魚、唄って!」との男性の声が飛びます。
『わかった。見ないでファイルから歌詞を抜くので、どんなのでもその曲をやります。』
カードを引く浩子さん。
『・・・・あぁぁ。。。。。』
お客さんはキョトン。
『せっかく最後がきれいに終わったのに、何でこの曲が・・・・「骨の駅」なんですが。』
ホールも爆笑でした。
浩子さんも気を取り直して、演奏する為にピアノへ移動します。ハンドマイクを持ったままピアノの左手にファイルを置こうとした瞬間、大ハウリング!!
『ゴメンナサ----イ!!』
『お前はシロウトか、というような失敗をしてしまいました。』
音響さんがあわててマイク音量を絞ってましたね。
唄う前に曲紹介があったのですが、
『この曲は仙山線に乗っていて書いたんです。』
仙台と山形を結ぶ仙山線は、作並・面白山高原・(あの有名な立石寺がある)山寺など、かなりの山間部もある路線なので、確かにイメージがつながります。
#En2 『第2の夢・骨の駅』
そんなこんなで今回は合計18曲と、大変満足な2時間でした。
労音さんはセットリストが出るので、写してきました。
このセットリストを見ると、リクエストを1曲多くした為に後半の2曲は曲目変更されたみたいですね。元は何だったのでしょうか。

次は、5月21日(土)の『僕らのポプコンエイジ~Forever Friends, Forever Cocky Pop~』の「さいたま文化センター」の回に出席予定です。
このコンサートは浩子さんだけでなく、小坂明子さんや相曽晴日さんなども参加されるのですが、何といっても石川優子さんが復活出演されるのが楽しみです。浩子さんがオールナイトニッポンをお休みした時の代役を務めたり、80年代前半にFM東京でやっていた「サウンドパステル」の後番組は石川優子さんが担当したり、と浩子さんと近いところにもいたので。もちろんChageさんがいるので、あの大ヒット曲にも期待しています。
ここ1年半の猛烈な忙しさも、先週水曜日には抜けました。レギュラーメニューもG/W再開に向けて頑張りますね!
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Date: 2016.04.11 Category: コンサート