【谷山浩子:Album】  『ねこの森には帰れない』



アルバム 1977年5月25日発売

1972年のアルバム「静かでいいな」の発表後、NHKの「ステージ101」レギュラー(1972~74年初め)、ポプコン入賞(1974年5月)を経て、ついに本格デビューとなったのが本作です。
レコード会社もキングレコードからキャニオンに変わって、「実質的にはこれが1stアルバム」的な印象が強いですね。
16~19歳までに作った曲を収録した1枚だそうですが、現在の「谷山ワールド」は全てここに詰まったものから始まっている感じがわかる1枚です。
“白谷山”になる「河のほとりに」や「ねこの森には帰れない」が収録されており、ご本人も「いま聴いても良い曲が多いと思う」とお奨めする初期の代表作です。
まさに“名刺代わり”に聴いておいてほしい1枚です。

このアルバムですが、A面・B面の内容が異なる2部構成になっていて、歌詞カードもそれに沿った構成になっています。A面はアルバムタイトルでもある「ねこの森には帰れない」、B面はあまんきみこさん原作の創作童話である「車のいろは空のいろ」をモチーフにした音楽という構成です。
浩子さん自身、高校の部活が演劇部だったそうなので、「お話の歌」・・・・音楽劇にこだわりがあったんでしょうね。

このアルバム、興味深い点が2つあります。

1つは、前回も少し触れましたが、このアルバムのスタジオ・ミュージシャンとして羽田健太郎さんが参加されています。
プロフィールを改めて調べてみると、当時の羽田さんは27・8才。桐朋学園大学というクラシック出身でありながら家計の為に軽音楽の世界に飛び込んでいったらしく、浩子さんの曲もピアノ曲が多いのでぴったりのサポートメンバーだったのでしょうね。クラシック出身で腕が高かったこともあり、渡辺真知子さんほか様々な方のアルバムに参加されていたようです。

もう1つは、A面の楽器でシンセサイザーが既に使われていることです。
いまでは「打ち込み」とまで言われて一般化しましたが、当時はまだポピュラーな楽器ではありません。
・・・というか、“鍵盤のある楽器”の形をしていないかと思います。
この1976~77年といえば、作曲家:冨田勲さんのシンセサイザー作品がアメリカで評価され、日本へ逆輸入されて脚光が当たり始めた頃です。もちろんYMOもまだいません。後に「音楽的に常に新しいことをする」と浩子さんが評された一端が、この時代に最先端のシンセサイザーを使っているようなところにも表れている感じがします。
また、電子楽器としては電子ピアノも使っているのですが、歌詞カードを見ると何故か「YAMAHA E.pf」と「E.pf」と表記が別けてあります。
・・・これはYAMAHA所属だったから仕方ないのでしょうか!?

曲にまつわるエピソードは、今後の1曲紹介の中で。。。


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Date: 2017.01.23 Category: 谷山浩子   
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FX&鉄(fxrailways)

Author:FX&鉄(fxrailways)
気がつけば転職7回! 「人生への投資」で出費がかさんだうえ、わずかな資産もリーマンショックで大きな痛手。景気回復に期待しつつも『まずはお小遣いの安定確保!』を目標に、わずかな軍資金で2013年9月から再びトレードに参入です。
トレードだけでなく、あちこちの趣味に話が飛んでいきますので、たぶんグダグダなブログになるかも、です。

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